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「奪える!」日本代表MF佐野海舟がW杯ブラジル戦“あの極上インターセプト弾”真相を語る「相手目線で予測して」「2失点目も…できたかも」とポツリ
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/07/23 17:25
北中米W杯ブラジル戦での佐野海舟。彼が試合直後に分析したことはポジティブな先制ゴールだけではなかった
相手の考えを「予測」して、自分が奪える位置へパスを出させるように「仕向ける」ことだ。もちろん、そのポイントを理解したところで、他の選手が簡単にマネできるものではない。
とはいえ、秘訣はある。
「守備をしているときに『自分が攻撃のプレーヤーだったら、どういうプレーをしたらここにパスを出すか』と考えていくんです。つまり〈相手の攻撃的な選手の目線を持つ〉ことが、守備時にボールを奪える一番のポイントなのかなと思います」
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守備をしているとき、佐野の頭はフル回転している。もう一人の自分が、攻撃をしている相手選手の視点で何をしたいのかを教えてくれているようなものだ。
「パスを出すのも受けるのも、攻撃の選手です。そうなると〈相手の攻撃的な選手の目線〉がどうプレーをしてくるのかを色々と予測して、(予測した通りの)プレーをさせる方向に持っていく感じですかね」
みんなの動きがなかったら、多分…
ブラジル戦の先制点直前、ボールを奪った佐野はドリブルで進んでいった。
当初、上田へパスを出すつもりだった。しかし、ブラジルのセンターバック2人が上田の動きを警戒し、自身へのプレッシャーを緩めたことで判断を変え、シュートを選択した。そのため、試合直後には上田への感謝を口にしていたのだが――そこを今回のインタビューで律儀に訂正するあたりも、チームメイトを思う佐野らしい。
「綺世くんの動き出しは素晴らしかったのですが、映像を見返すと(前田)大然くんと(伊東)純也くんも、結構なスピードで走ってくれていたので」
周囲のわずかな変化を見逃さず、次の展開を先読みする。それは守備でボールを刈り取るときも、攻撃でフィニッシュへ向かうときも変わらない、佐野の一貫する思考法だ。
「相手のディフェンスラインの選手が一瞬、『誰がボールに行くんだ?』という状況になったのが、自分がシュートを打とうと判断したきっかけでした。みんなの動きがなかったら多分、自分が打てる状況になっていなかったと思います」
予測して、誘い込み、ボールを奪う。そして、味方の動き出しを見逃さずにフィニッシュへつなげる。ブラジルという大国を相手に見せた一撃は、偶然の産物ではなく、佐野が積み重ねてきた思考の結晶だった。

