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甲子園の風BACK NUMBER
《3人に1人が東大・京大合格》“京都の中高一貫進学校”が春季大会で「甲子園準優勝校を撃破」の衝撃…野球で大躍進のワケは「実は中学時代に…」
text by

沢井史Fumi Sawai
photograph byFumi Sawai
posted2026/07/13 17:00
今年の春季大会で甲子園準優勝経験のある京都成章を破った洛星高校。約3人に1人が京大へ進学するという進学校の躍進の理由は?
「普段から短い練習時間の中で、そういう三塁(へ刺す)とかの練習はよくやっていたので、それがうまくできてよかったと思います」
球数は100球をゆうに越え、疲労はピークだったはずだ。それでも宮井の言葉の節々には余裕が溢れているようにも感じた。
ただ、初回に京都廣学館の先頭の1番・谷旺志郎に安打を浴び、四球で走者を溜めるなどいきなりピンチを背負った宮井は、夏の初戦の怖さをあらためて感じていた。
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「夏の初戦は初回のマウンドから難しいなと思いました。いきなり打たれて焦ってしまった部分もあって……でも、相手がどう動いてくるかを良く見て投げられた。そういう部分は自分の強みだと思っています」
宮井は昨夏の府大会初戦の花園戦でも1年生ながら先発し、6安打2失点と粘投するもチームは1-2で敗れている。苦い思い出が頭をよぎったが、マウンドでは最後まで冷静さを失わなかった。
東大に7名、京大に58名合格…府内有数の進学校
洛星高校。1951年にヴィアトール教育修道会によって創立され、高校からの進学は設けていない完全な中高一貫校だ。府内有数の進学校として知られ、25年度は東大に7名、京大に58名が合格している。普段の練習時間は2時間程度で、専用グラウンドはない環境。限られた時間の中で創意工夫を重ねながら鍛錬に励んでいる。
当然ながら、一般的な印象は野球よりも進学校というイメージが強い。
だが、そんな“異色のチーム”の注目度が一気に増したのは、今春の府大会で甲子園準優勝経験のある京都成章を3-2で下して8強入りし、夏大会のシード権を手にしたからだった。
<次回へつづく>

