核心にシュートを!BACK NUMBER
カタールW杯で猛批判された伊藤洋輝…ブラジル戦、田中碧のユニを引っ張ったワケ「奇跡が起きれば」「もしかしたら自分のミスで」日本代表の“思いやり”
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byTakuya Kaneko/JMPA
posted2026/07/09 17:02
ブラジル戦翌日、囲み取材での伊藤洋輝。今回のW杯はフィールドプレーヤーで唯一のフルタイム出場を果たした
「心身ともにかなり疲弊した状況で、仲間のユニフォームを引っ張ってまで起き上がらせるような力が自然と湧いてきたのは、なぜだったのでしょうか?」
伊藤の答えはこうだった。
「結果的にあそこからゴールに入りましたけど、もしかしたら前半、僕のパスミスから失点していたかもしれないし、トミ(冨安健洋)だったかもしれない。(鈴木)彩艶が何本もシュートを止めてくれましたけど、それで勝ったとしても、彩艶は自分1人だけの勝利にはしなかったと思うので」
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伊藤の答えが示すのはつまり、以下のようなものだ。今回の日本代表はチームメイトのことを思いやり、お互いの活躍を称えられる集団だった。そして、全試合にフル出場した自身は、そんなチームの象徴だった。
4年前、猛批判にさらされた伊藤だからこそ
もし、仮にあそこで田中が倒れたままでいたら――その瞬間が切り取られ、SNSを中心に不毛な批判が生まれていたかもしれない。そんな田中を助ける優しさも、伊藤が持ち合わせていたことは付け加えたい。4年前のカタールW杯コスタリカ戦。伊藤がボールを持った時に三笘薫にパスをつけない点を解説者がたびたび指摘したため、伊藤は試合後にSNSで猛批判にさらされていた。そうした忌まわしい経験も、伊藤の“無意識の行動”につながっていたのかもしれない。
もう1人、ブラジル戦の印象的な事実を明かしたのが佐野海舟である。〈つづきは下の【関連記事】へ〉

