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「妊娠したよ」白血病から生還した“最愛の夫”と涙の握手…「精子凍結を報告されたとき、初めて彼の悔し涙を見た」早川史哉の妻が語る“命の重み” 

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早川史哉・真優

早川史哉・真優Fumiya&Mayu Hayakawa

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photograph byALBIREX NIIGATA

posted2026/07/13 11:02

「妊娠したよ」白血病から生還した“最愛の夫”と涙の握手…「精子凍結を報告されたとき、初めて彼の悔し涙を見た」早川史哉の妻が語る“命の重み”<Number Web> photograph by ALBIREX NIIGATA

J1通算100試合出場を記念したセレモニーでは妻・真優さんと息子の瑛翔くんも登場。家族3人で写真におさまった(2026年4月)

 そのようななかで、凍結した精子の保管更新日がやってきた。それが2021年の年明けで、これまで封じていた子どもについて初めて話すことになった。

「また更新に行ってくるね」

 更新日を間近にしてそう言った彼に、意を決し、話してみることにした。彼はまた私を案じての返事だったのかもしれないけど、前向きに向き合ってくれた。

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「そうだね、そろそろ欲しいよね」

 この彼の言葉をきっかけに2人でいろいろと話した。

 そうして1年後の結婚式が終わってから不妊治療を始めていくことに決めた。

よみがえる闘病生活の「不安」

 これまで押さえ込んでいた子どもへの想いを少し口にしてからは、できなかったらどうしようという不安な気持ちが芽生えてきた。

 押し寄せてくる不安を感じたとき、ふと彼の闘病生活が始まった頃のことを思い出した。

 彼が体調不良を知らせてきてから、私はインターネットなどで彼の症状などを調べていた。そこで不安を煽るような数々の言葉を目にして、不安で心が押しつぶされそうになった。

 白血病とわかってからも同じで、同じ病気を抱える患者のコラムなどを読んだりして、不安という影に苛まれた。

 調べて知識を得ることも大事だけど、必ず悪いことを想定したことも書いてあったので、不安な気持ちに蓋をするように、必要以上に調べることをやめてポジティブな結果だけを信じるようにしていた。

 そのことを思い出したとき、不妊治療についても同じようにできると信じて、覆い被さってくる不安という影を取り払うようにした。

【次ページ】 夫婦でかわした「握手」

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