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「妊娠したよ」白血病から生還した“最愛の夫”と涙の握手…「精子凍結を報告されたとき、初めて彼の悔し涙を見た」早川史哉の妻が語る“命の重み” 

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早川史哉・真優

早川史哉・真優Fumiya&Mayu Hayakawa

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photograph byALBIREX NIIGATA

posted2026/07/13 11:02

「妊娠したよ」白血病から生還した“最愛の夫”と涙の握手…「精子凍結を報告されたとき、初めて彼の悔し涙を見た」早川史哉の妻が語る“命の重み”<Number Web> photograph by ALBIREX NIIGATA

J1通算100試合出場を記念したセレモニーでは妻・真優さんと息子の瑛翔くんも登場。家族3人で写真におさまった(2026年4月)

 いざ不妊治療を始めると、抱えていた不安がまるで嘘だったかのように順調だった。私の身体から卵子を取り出して、3月には受精卵ができた。それを一度凍結させて、私の身体の状態が良かった7月末に解凍した受精卵を着床させた。そして、1週間後の8月に妊娠していることがわかった。

 2人とも長期戦を覚悟していたし、子どもができないことも覚悟していた。けれど、そんな不安は杞憂に終わった。

 産婦人科からの帰りに〈妊娠したよ〉とメッセージを送ると、すぐに喜びにあふれた返事がきた。

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 そして、彼は夕方に帰宅するなり、私に握手を求めてきた。笑顔で喜ぶ彼の顔を見て、思わず涙が出そうになった。

 大学生のときに、おぼろげながら思い描いた史哉との将来像に少しずつでも近づけていると思い、安堵にも似た喜びを感じた。

命の重さを知った出来事

 妊娠中の2022年11月には、毎日放送で行われた『キャンサーフォーラム』(NPO法人キャンサーネットジャパンと毎日放送の共催)というイベントで話をさせてもらった。

 彼と私の2人に出演オファーがあって、闘病中のいろいろな話をした。その最後に、私から妊娠中であることを口外した。

 すると、「本当におめでとうございます!」と、イベント参加者や関係者の方々から祝福の言葉を頂いた。それと同時にハッと気づかされたことがあった。

 白血病から生還した人が新たな命を育むことは普通ではないということ。そして、この命は大切にしないといけないという想いを強くした。

【次ページ】 「瑛翔」と名付けた理由

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