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「決勝ゴールを“招待”してしまった」ドイツ人記者が指摘するブラジル戦のミスと疑問…「でもドイツが負けたパラグアイに、日本は勝てたと思うよ」 

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中野吉之伴

中野吉之伴Kichinosuke Nakano

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photograph byRyosuke Menju/JMPA

posted2026/07/02 17:26

「決勝ゴールを“招待”してしまった」ドイツ人記者が指摘するブラジル戦のミスと疑問…「でもドイツが負けたパラグアイに、日本は勝てたと思うよ」<Number Web> photograph by Ryosuke Menju/JMPA

決勝点のきっかけとなってしまった田中碧。ドイツ人記者は「タナカだけのミスとは思わないが、タナカのミスでもあるのも事実」と残念がる

 森保一監督のマッチプランがどうだったかはわからない。ただ、カタールW杯でドイツやスペインを驚愕させた『強襲モード』を出すことがないまま終わってしまったのはなぜだったのか? 得点や失点の時間帯も要因かもしれない。決勝トーナメントのような試合では、どの時間帯に点が生まれたかも試合の流れに影響を及ぼす。

 もし日本の先制ゴールが後半に入ってから生まれていたら、ブラジルは戦い方を修正しきれなかったかもしれない。もし後半半ばに1-2となっていたら、リスクを恐れずにオフェンス選手のカードを次々に切って、『強襲モード』に踏み込む予定だったのかもしれない。

 いずれにしても、交代カードが試合にポジティブな影響をもたらせなかったことは事実として残る。戦術変更や途中交代で試合の流れが動くというのは、過去の大会でも経験してきたこと。相手チームが次々に手を打ってくる中で、日本は最適な対策で迎え撃つことができていたのか。

なぜユイトを入れなかったのか

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「なぜユイト・スズキ(鈴木唯人)をピッチに送らなかったんだろう? まだコンディションが十分ではないのだろうか? あの時間帯の日本はドウアン(堂安律)も、ナカムラ(中村敬斗)も、カマダ(鎌田大地)も交代で下がり、ボールを運べる選手がいなかった。ボールを運べて、場合によってはうまくファウルを敵陣でもらってというプレーができる選手がいないと状況はどんどん苦しくなる」

 W杯5度の優勝を誇るブラジル相手の敗退は、悲観的に捉えることではないはず。だが、「『日本の目標はW杯優勝』を口にする以上、不安を感じさせる試合だったのはもったいない」とリルは語る。

「それこそブラジル相手でも『自分たちの方が上だ!』と感じさせるプレーをもっと見せられたはず。1-0となってから試合終了まで自陣ゴール前で守備を固めるというのは、ブラジルに勝つための戦略として正しいとは思えないんだ。ブラジル相手にW杯敗退というのは破滅的なことではない。ただ、もっとできたかもしれないと思うだけに残念ではある」

【次ページ】 組み合わせ次第では8強、4強だってありえなくはない

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