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元横綱稀勢の里 二所ノ関親方が徹底解説
第40回:熱海富士「師匠譲りの前傾姿勢」
posted2026/07/02 09:00
text by

二所ノ関寛Hiroshi Nishonoseki
photograph by
Takayuki Ino(Illustariton)
熱海富士関は2022年の九州場所で二十歳にして新入幕を果たし、21世紀生まれの力士として初めて幕内に昇進しました。そして'23年の秋場所で貴景勝関との優勝決定戦に進み、新世代のトップランナーとして存在感を示してきました。ただ、'24年、'25年は成績が安定せず、上位陣の壁の厚さを実感したのではないでしょうか。
今年の初場所で12番勝ち、ようやく三役へと番付を上げました。春場所は西小結で9勝、夏場所では東関脇で9勝を挙げ、役力士としてこの2場所は成績が安定してきました。
以前は調子が良くても、どうして勝てているのか、自分で把握し切れていないように見えました。たまたまとまでは言いませんが、いろいろな歯車が上手く噛み合ったことで勝てていた。その戦い方では負けが込んできた時に原因を分析できず、修正点が見つからないんです。そうなると、年間6場所で安定した成績を残すのは難しくなります。調子が良い場所が2場所続けば番付は上がりますが、残りの4場所で維持できなければまた下がってしまう。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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