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<チュニジアに大勝!> W杯直前に森保一監督が語っていた”断固たる決意”「優先順位はまず得点を奪うこと」「守備をしていても攻撃は絶対に忘れちゃいけない」

posted2026/06/22 17:04

 
<チュニジアに大勝!> W杯直前に森保一監督が語っていた”断固たる決意”「優先順位はまず得点を奪うこと」「守備をしていても攻撃は絶対に忘れちゃいけない」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA

オランダに引き分け、チュニジアに大勝したサッカー日本代表・森保一監督。W杯直前に語っていたこととは…

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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Kiichi Matsumoto/JMPA

 昨年はブラジル、今年は敵地でイングランドを撃破。しかし監督は目の前の結果だけではなく、本番を見据えたいくつかの具体的ミッションを達成したことを重視していた。そう、すべてはW杯本番で最高の景色を見るために──。
 発売中のNumber1145・1146・1147号に掲載の[指揮官が明かす勝利の鍵]森保一「サイドを制圧せよ」より内容を一部抜粋してお届けします。

冨安のメンバー入りについて森保監督が語ったこと

 踏み込んだ発言が、ニュースに躍った。

 4月上旬に欧州視察から帰国した森保一監督が、負傷離脱の連続によって長らく日本代表を離れている冨安健洋のワールドカップメンバー入りについて、大会中にコンディションを100%まで持っていける状態であれば「もちろん考えていきたい」と囲み会見で応じたのだ。

 3月のイギリス遠征では1年9カ月ぶりの招集に踏み切ったものの、ケガによって結局は実現しなかった。そのあとに向かった視察先の一つが冨安の所属するアヤックスであったためメディアの関心も彼に向けられた。“まだ何とも言えない”とかわすこともできただろうに、指揮官はそうしなかった。

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 帰国から程なくして、約45分のインタビュー機会が設けられた。5.15のメンバー発表まで約1カ月。まずこの発言について触れると、森保はさらに踏み込んできた。

「アーセナルに行って、その基準を代表でも示してくれてチームのレベルアップにつなげてくれました。トミだけではありませんが、特別な評価をしていい。フェイエノールト戦(3月22日)では格段のインテンシティとクオリティを示しています。一方で過去に縛られるつもりもありません。アジアでの予選を終えてからメキシコ、アメリカ、パラグアイ、ブラジル、ガーナ、ボリビア、そして先日のスコットランド、イングランドと後ろでしっかりやってくれている選手がいますから、そのバランスは見なければならないと考えています」

信念と決意がうかがえる26人のメンバー構成

 先に答え合わせから記すと、冨安は選出された。左足首の手術以降、公式戦に復帰していないキャプテンの遠藤航も選出された。彼も「特別な評価をしていい」範疇にあるはずで、メディカルの見解を受けて森保が最終的なジャッジを下した。翻って「過去に縛られず」塩貝健人、後藤啓介ら代表キャリアの少ない若手も名を連ねている。

 26人のメンバー構成からは森保の確固たるチームづくりの信念と断固たる決意がうかがえる。それはイギリス遠征での2試合が“本番用テスト”としてほぼ完ぺきに機能したことが何より大きい。

 スコットランド戦での成果は堅守の特色を持つ相手に焦れることなく、0-0で進めながらも終盤に1点を奪い切って勝利できたことだ。

 日本は終盤、3-1-4-2の超攻撃的布陣に切り替え、それにとどまらず指揮官は目の前に起こった事象を受けて左インサイドハーフに入れた三笘薫とアウトサイドの中村敬斗のポジションを入れ替えている。

「2トップにした瞬間、薫が自分のポジションを探していたんです。であるならば、サイドに張って、思い切ってスペースを使ってもらったほうがいい、と考えました。逆に敬斗は(クラブでの)日常に近い位置に戻せば、判断においてもプレーにおいても明確になって、より機能するだろうという判断ではありました」

【次ページ】 「優先順位はまず得点を奪うこと」

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