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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「モリタをすごく尊敬している」W杯落選のウラで…守田英正はなぜ監督にもファンにも愛されたのか? じつはポルトガル人のSNSで拡散されていた“ある発言”
text by

ゴンサロGonçalo
photograph byGetty Images
posted2026/05/27 17:06
スポルティングのホーム最終戦にて、ルイ・ボルジェス監督とハグする守田英正
――今日はあなたにとって、アルヴァラーデでの最後の試合でした。今のお気持ち、そしてこのスタジアムやクラブがあなたにとって、どれほど特別なものであったかを教えてくれますか?
「私は『さようなら』とは言いません。『また会いましょう』と言うことにします。このスタジアムには特有の雰囲気があり、いつも我々を後押ししてくれます。このようなサポーターの前でプレーできることを、とても誇りに思います」
――現在移籍先についてはイングランドが取り沙汰されていますが、どうですか?
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「(移籍先について)まだ分かりません。言えるのは、このクラブが私の全てだということです。単なるクラブではなく、私の家族です。また戻ってきますよ」
ポルトガル人が感動した、守田の「ある発言」
ポルトガルでインパクトを残してきた日本人選手として、これまで名前が挙がってきたのは田中順也や中島翔哉が代表的である。田中がスポルティング在籍時にブラガ戦で決めたフリーキックはいまだに現地ファンの語り草となっているし、中島はポルティモネンセ在籍時に2桁ゴール&アシストという驚異的なスタッツを残し、中東カタールのクラブを経てFCポルトへ移籍、在籍期間は短かったが10番も背負った。
しかし守田の活躍ぶりや現地での評価は、上記2選手をはるかに上回るものだ。まず主力としてポルトガルリーグ優勝を勝ち取った史上初の日本人選手であるという点だ。23/24および24/25シーズンでクラブのリーグ連覇に貢献している。欧州コンペティションだけでなく、国内のベンフィカやポルトといったライバル相手にもハイパフォーマンスを見せて、サポーターから絶大な信頼を得ていた。ホーム最終戦でのサポーターからの拍手喝采が、まさにそれを象徴している。
それだけではない。守田がスポルティング、そしてポルトガルで愛された大きな理由の1つが「ポルトガル文化への歩み寄り」である。例えば、今年3月のクラブ公式インタビューにて、「将来日本でパステル・デ・ナタの店を開きたい」と発言。パステル・デ・ナタはポルトガル発祥のエッグタルトであり、国民的お菓子である。国民的菓子を愛する姿勢に、ポルトガル人は感動し、SNSやメディアを通じて瞬く間に拡散された。
加えて最終節の試合時に撮影された彼のタトゥー「Saudade(サウダーデ )」もSNS上で非常に大きな注目を浴びた。意味を単純化すると「哀愁」であるが、「戻らないかもしれない大切な時間や人を恋しく思う気持ち」を意味する。大多数のポルトガル人が「この単語は外国語には訳せない」と主張するほど、国を象徴する誇り高き単語が「サウダーデ」である。守田も来季以降、スポルティングでの日々にサウダーデを感じる瞬間があるかもしれない。

