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核心にシュートを!BACK NUMBER
「バキッと音が。骨が飛び出て」鎖骨骨折でW杯絶望説も…日本代表MF鈴木唯人が間に合った真相を明かす「5時間後に手術。翌日にはバイクを」〈独占インタビュー〉
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byTadashi Hosoda
posted2026/05/23 06:35
独占インタビューに応じてくれた日本代表MF鈴木唯人。本人が語ったW杯選出直前のケガの真相とは
「あの瞬間に折れたのは分かったんです。『バキッ』という音がしたので。鎖骨のあたりを触っても骨が飛び出ていたし。『骨折したかも』とチームメイトに伝え、ドクターを呼んでもらって、W杯に間に合うかどうかを聞いたんです」
――ドクターの答えは?
「確定的なことを言うのは嫌だったのかもしれませんが、『"多分"間に合う』という答えで。復帰までに必要な時間については、『4~6週間くらい』と」
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――そんなに冷静だったのですか?
「さすがに、気持ちの整理はついてなかったですよ。ヨーロッパリーグ(フライブルクは決勝に進出)に出るのは残念ながら無理そうだとは想像つきましたけど、W杯に出られるのかを気にしていました。あとは『手術をすることになりそうだ』とも言われました。ただ、手術を受けたことはないし、そもそも骨折すらしたことがなかったので、手術は嫌だなぁ、全身麻酔ってどんな感じなのかなと考えたりして」
手術…試合が終わった5時間後くらいに
――ただ、すぐに手術をしたんですよね?
「しましたね。試合が終わった5時間後ぐらいに」
――ものすごいスピードですね! その5時間の間にどんなことが?
「日本代表の色々なスタッフやドクター、パーソナルトレーナー、代理人、あとは親にも一応連絡はしました。そこで代表のドクターからは『(鈴木のケースの)鎖骨の骨折は比較的簡単な手術で済むから、チームのためにも、いち早くやれるなら嬉しい。早く手術をすれば、復帰も早まる』と教えてもらいました」
――そんなに迅速な対応があったのですね。
「試合中からみんなが手術をやってくれる人を探してくれて。(フライブルクの病院に)執刀できる医師の候補が2人いたのですが、そのときに病院にいたのは1人で、比較的若いドクターでした」
ドクターがフライブルクファンで(笑)
――あの試合は日曜日の19時半キックオフでしたからね。
「もう1人の名医がいるのですが、そのときはケルンにいたみたいで。僕の場合比較的簡単な手術だから。若いドクターでも問題ないという話で……」
――約400キロも離れたケルンからは来られないですもんね。
「いや、そうではなくて。『ケルンにいる先生も、お願いすれば来てもらえそうだよ。誰に手術をしてもらいたい?』と聞かれて」
――えっ?

