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「スパイクを集中して磨き上げています」22歳、高橋慶帆が語るパリでの挑戦…日本代表として西田有志と宮浦健人を超えるために必要なこと《独占インタビュー》
posted2026/05/15 17:01
パリバレーに所属するオポジットの高橋慶帆(22歳)がフランスカップ制覇の舞台裏から日本代表への思い、海外生活のリアルを語ってくれた
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BUNGEISHUNJU
元バレーボール日本代表の福澤達哉さんがバレーボール選手の本音を引き出す動画シリーズ「Number Volleyball Night」。記念すべき20回目は‟第2の故郷”パリと中継をつないだ。ゲストに招いたのは、現在パリバレーに所属するオポジットの高橋慶帆、22歳。今シーズン2年目を迎えた若きアタッカーは、フランスカップ制覇の舞台裏から日本代表への思い、海外生活のリアルまで、率直な言葉で語ってくれた。
22年ぶりのフランスカップ優勝
――今シーズンのパリバレーはリーグ戦で10位と苦戦しながらも、プレーオフ進出を果たしました。シーズン途中に監督も交代しましたが、チームの変化をどう感じていますか。
「監督が代わってからチームの形もガラッと変わりました。データをうまく活用しながら、自分たちのチームにどう当てはめていくかが明確になって、それが優勝につながっていったと思います。そこからチームビルディングがすごく円滑になって、フランスカップを良い形で締めくくることができました」
――元パナソニック パンサーズのコーチでもあったマウリシオ・パエス監督のもとで、22年ぶりの優勝を果たしました。現地の雰囲気はいかがでしたか。
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「サポーターたちの反応はガラッと変わりましたね。リーグ戦で苦戦している中でも信じて応援し続けてくれていたファンの方たちが、試合が終わったあとに『良かったよ』『大きく変わったね』と声をかけてくれて、すごくエネルギーをもらいました。それに、海外特有の応援の熱量というか、サポーター同士がぶつかり合うような激しさも、やっぱり日本とは全然違うなと感じました」
日本代表のオポジットとして――先輩への敬意
――オポジットというポジションで日本代表を目指すうえで、西田有志選手や宮浦健人選手という壁があります。2人についてはどんな印象を持っていますか。
「プレーヤーとしても、人間性としても、本当に素晴らしいおふたりです。そういった選手が日本を引っ張っている姿を見て、自分もそうなりたいと思います。ただ、憧れるよりも、どう自分がそこにアプローチしていけるか、どうフィットできるかを今は考えています。
おふたりは1人の力で点を取り切る力があって、サーブでも流れを変えられる。そういった「自分の力でどうにかできる」ところが本当に魅力だと思います。それはまだまだ自分に足りない部分ですが、比べることを大事にしながら、2人とはまた違ったところで勝負していけたらと考えています」
――目指すプレーヤー像として、特定の選手を参考にしていますか。
「『この選手』というのは、今のところ特にいないんです。いろんなリーグを見ると、高さを生かした選手もいれば、スピードを武器にする選手もいて、プレースタイルが全然違う。そのいいところをそれぞれ吸収して、うまく自分に取り入れていくことをすごく意識しています」
――では、あえて聞きます。自分の武器として「これだけは誰にも負けない」と言えるものを1つ挙げるなら?
「高さです」
――逆に、克服しなければならない課題を1つ挙げるとすれば?
「スパイクですね。試合の中でトライ&エラーを繰り返す中で、まだまだ足りないと一番感じています。オポジットとして点を取り切らなければいけないポジションだからこそ、今はそこに集中して磨き上げています」
パリを選んだ理由、食生活、おすすめスポット
――視聴者から質問が届いています。まず「なぜパリバレーを選んだのでしょうか」という質問です。
「福澤さんをはじめ、宮浦選手や甲斐優斗選手など、日本人選手が何人もパリに行って飛躍してきた。そういった環境の中でプレーできることに魅力を感じました。なじみのあるチームのほうが、初めての海外シーズンをうまくやれるのかなと考えて、パリバレーを選びました」
――「パリでの食事はどうしていますか」という質問もいただいています。
「基本は3食すべて自炊しています。朝はほぼ毎日オートミールにヨーグルトとミックスベリーを混ぜたものを食べています。朝は時間がないので、早く作れて栄養価も取れるものに固定してしまいました。昼に多めに作って、夜はそれと同じものを食べることが多いですね。時間は有限なので、うまく管理しながら食事をとっています。お米は炊飯器を持参しているので、よく食べています」
――最後の質問です。「パリでおすすめのスポットを教えてください」。
「マレ地区がとてもおすすめです。ファッションや雑貨を見ながら歩くのがすごく好きで、よく行きます。それと、マレ地区にある抹茶がおいしいカフェが一番のお気に入りで、もう10回か15回は行っていると思います。日本の抹茶をその場で点ててくれるので、ほかのお店と比べても格別においしいんです」
動画インタビューの短縮版はYouTubeの「Number」チャンネルでも公開中。
NumberPREMIERで公開中の約50分にわたるインタビュー動画完全版では、以下のような話題についても語っています。
- ●元はミドルブロッカー。ポジションチェンジについて
- ●海外生活に馴染むまでの苦労
- ●福澤さんが太鼓判!高橋慶帆の可能性
- ●サッカーからバレーボールに転向した当初は足が出ちゃった?
- ●日本代表としてどうなりたいか
【完全版を見る】高橋慶帆選手に福澤達哉さんがインタビューする動画シリーズ「Volleyball Night Vol.20」が公開中。「トライ&エラーを続けています」高橋慶帆22歳がパリバレーの2年間で得たもの、そして西田有志、宮浦健人を超えるために意識していることとは?《福澤達哉との対談》でご覧になれます。



