NumberPREMIER ExBACK NUMBER
「この人のためにって思わせる」渡嘉敷勝男と飯田覚士が語る“名トレーナーの条件”と井上尚弥vs.中谷潤人展望「危機になった時に強いのは…」《元世界チャンピオン対談》
posted2026/05/01 11:05
「5・2東京ドーム決戦」で対戦する井上尚弥と中谷潤人
text by

二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph by
Takuya Sugiyama
渡嘉敷さんと飯田さんには同じ福田洋二トレーナーに指導を受けたという共通項がありました。「福田さんがいたから」と同じ言葉を口にします。さらに世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥選手に3階級制覇・中谷潤人選手が挑戦する「5・2東京ドーム決戦」の話題では、2選手のトレーナーの魅力や試合の展望についても語ってくれました。
日ごろのトレーニングから試合まで全般をサポートするトレーナーは、ボクサーにとって欠かせない存在です。
渡嘉敷勝男さんと飯田覚士さんは奇しくも同じ福田洋二トレーナーから指導を受け、世界チャンピオンになりました。福田トレーナーは渡嘉敷さんが目標とした具志堅用高さんを担当した人でもありました。
渡嘉敷さんは言います。
ADVERTISEMENT
「アメとムチを使い分けるのがうまくて、練習は厳しいですよ。涙が出るくらいの練習ですから。でも合間の時間は間抜けなこと、面白いことばかり言ってくる。世界タイトルマッチの舞台も、この人に恥をかかせたくないと思ってリングに立ちました。
休日でもジムに行きましたよ。練習(のため)じゃないですよ、福田トレーナーに会って喋りたくて。一緒にいたいくらいの兄貴のような親友であるような、魅力ある人なんです」
飯田さんも呼応します。
「僕は世界戦に合わせて(所属する)名古屋の緑ジムから東京の沖ジムに行って、福田先生の指導を受けていました。毎朝早く起きて自分の練習についてくれましたね。サンドバッグを打つときもギャンギャン言ってくれて、それに応えなきゃというのは同じ思いでした。何も褒められなかったけど『努力する才能がある』と言ってもらえましたね。オフの日に『覚士、昼飯食うか』って声を掛けてもらえるとウキウキで行っていましたね。福田先生についてもらえていなかったら、世界チャンピオンになれていないと思います」
トレーナーとの絶大なる信頼関係。名トレーナーの条件として、渡嘉敷さんは「気持ち」を挙げます。気持ちを高める、気持ちを一緒にする、気持ちに寄り添う……。
「具志堅さんという凄いチャンピオンをつくっていて、技術以上に気持ちがうまいんですよ。この人のためにって思わせる気持ちが」
そして話題は5月2日、東京ドームで行なわれる世界スーパーバンタム級4団体統一王座タイトルマッチに移っていきます。統一王者・井上尚弥選手には父の真吾トレーナー、挑戦者・中谷潤人選手にはルディ・エルナンデストレーナーという、それぞれが全幅の信頼を置く名参謀がついています。動画では2人のトレーナーの魅力についても語っており、渡嘉敷さんによる選手育成のこだわりや、井上尚―中谷戦の展開予想について話が進んでいきます。
動画インタビューの短縮版はYouTubeの「Number」チャンネルでも公開中。
NumberPREMIERで公開中のインタビュー動画完全版では、以下のような話題についても語っています。
- ●涙が出るほどの地獄のキャンプ
- ●渡嘉敷さんが世界チャンピオン時代、最も印象に残った試合
- ●「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」ボクシング予備校での出会い
- ●井上尚弥vs.中谷潤人、有利なのは?
【完全版を見る】NumberPREMIERでは渡嘉敷勝男さんと飯田覚士さんの対談動画の完全版を前編・後編の2本立てで公開中。「この人のためにって思わせる」渡嘉敷勝男と飯田覚士が考える“名トレーナーの条件”、そして井上尚弥vs.中谷潤人展望「危機になったときに…」《飯田覚士対談・後編》でご覧になれます。





