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「次のオリンピックで…」りくりゅう、坂本花織、鍵山優真が“話し合った日”…個人戦メインのフィギュアで、日本代表はなぜ“最高のチーム”だったのか?―2026上半期読まれた記事 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byAsami Enomoto/JMPA

posted2026/05/15 11:01

「次のオリンピックで…」りくりゅう、坂本花織、鍵山優真が“話し合った日”…個人戦メインのフィギュアで、日本代表はなぜ“最高のチーム”だったのか?―2026上半期読まれた記事<Number Web> photograph by Asami Enomoto/JMPA

団体戦でも個人戦でもメダルを獲得したりくりゅう、坂本花織、鍵山優真

かつては「試合でのおしゃべりはそれほどなかった」

 決してそれまでの日本代表の選手たちが、仲がよくなかったというわけではない。

 初めて団体戦が採用された2014年ソチ五輪以降、いつの大会でも、チームメイトを応援する姿があった。ただ、繰り返しになるが、ここまで早くから話し合い、目標を等しくしていけば、生まれるまとまりは異なってくる。

 時代の変化もあるかもしれない。以前、坂本は取材に対しこう話していたことがある。

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「(初めて全日本選手権に出場した2013年以降、選手間は)少しずつ和気あいあいとした雰囲気になりました。でも試合でおしゃべりするようなことはそれほどなかったです。今では試合でも、ご飯を食べたり、一緒に頑張ろうという雰囲気がすごくあります」

 チームとしての結束は、団体戦でアメリカと接戦を最後まで繰り広げ、最終的にわずか1ポイント差という拮抗した勝負を演じる力となり、銀メダルを獲得するに至った。

 団体戦で見られたチームとしての結束は、個人戦にも引き継がれた。

 そしてそこに、個人戦の好成績の理由がある。

 思い起こす事例がある。

「史上最強の代表」と言われながらメダルゼロに終わって「惨敗」と大きな批判を浴びた大会を経て再建策を模索。そして「個人競技でも、いや個人競技だからこそ結束してチームにならなければならない」と明確に方向を定めてチーム化を意識して図り、成功をおさめた競泳日本代表だ。《つづく》

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