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フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
「2人は私のところに来て…」三浦璃来と木原龍一がコーチに「引退」を伝えた日…ブルーノ氏が明かす、りくりゅうが感じてきた“重圧の真実”《独占インタビュー》
text by

田村明子Akiko Tamura
photograph byAFLO
posted2026/04/23 12:00
ミラノ五輪で金メダルを獲得した三浦璃来・木原龍一と笑顔のブルーノ・マルコットコーチ
2022年夏、三浦選手がアイスショーで左肩脱臼してトレーニング期間を失うも、その22/23年シーズンは出場した全ての大会で優勝し、ついに世界の頂点に立った。だが翌シーズン、木原選手の腰椎分離症という大きな怪我で、GPシリーズを欠場した。
「彼らに対する注目も大きくなってきて、先シーズンが始まる時に、五輪の先のことは話すのはやめようと決めたんです。もちろん彼らにとって最後のシーズンになる可能性は高いことはわかっていたけれど、メディア関係者からそのような質問をされることも避けたかったし、とりあえずミラノを目標にして、集中しよう、と話し合いました」
競技引退を考え始めた“あるきっかけ”
今季を最後に、競技から退くことが現実味を帯びたのは、昨年12月に全日本選手権で三浦選手が肩の負傷をしたときだったという。
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「今回が最後の全日本選手権かも、という話は出ました。二人はどちらも何度か怪我をしてきたし、人間の体力は永遠に持つものではないと実感したと思います」
ミラノオリンピックの後、長い話し合いをしたという。
「まず日本に帰国してみて、今後のことをゆっくり考えたらどうか、と言いました。日本の社会の反応はどのような状況で、今後どのような選択肢があるのか、実際に帰国してみないとわからないことはたくさんありました。帰国してみれば、これが引退の正しいタイミングなのかどうかきっとわかると思う、と言ったのです」

