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「トップの人たちがもっと野球を勉強して」ダルビッシュ有が3年前に指摘していたWBCの“敗因”「頑張ってください、だけじゃ変わらない」 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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photograph byHideki Sugiyama

posted2026/03/26 17:01

「トップの人たちがもっと野球を勉強して」ダルビッシュ有が3年前に指摘していたWBCの“敗因”「頑張ってください、だけじゃ変わらない」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

3年前のダルビッシュの危惧が今大会で現実になってしまった。日本野球の進むべき道を定義するためにダルビッシュが望むこととは

 ただ、各チームのメジャーリーガーはベネズエラ代表が25人、ドミニカ共和国は29人、プエルトリコ代表は19人、そして米国代表はオール30人(途中入れ替えも含む)がメジャーリーガーだった。世界最高のリーグであるMLBの選手が多いチームが戦力値は高い、といえる。

 ベネズエラも米国も、少なくともスタメンと主力投手はメジャーの一線級を並べた、というメンバー構成だ。日本選手は移籍制度の問題も絡むので安直な判定はできないが、8人「しか」いない。

MLBと日本のテクノロジーの差

 日本とMLBとの差とは。もちろん、身体能力を含むフィジカルの差がある。もう一つ、差があるとすれば、テクノロジーの差だ。日本はこの分野に弱いのか、遅れているのか。3年前、ダルビッシュ有はこんなことを感じていた。

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「テクノロジーを(もっと)入れたらいいと思いますよ。テクノロジーを使わないっていうことは、例えば科学的に見たときの原因はこうなんじゃないか、あれはこうなんじゃないかってそういうところで、すごく答えが狭まっちゃう」

 これは怪我の原因や予防方法、あるいは選手の育成方法にまで話が及ぶ。

「(指導者が)自分の経験と経験から得た感覚でモノをいうので、そこから出る答えしかないわけですよ。それが正しいかどうかなんて分からない。正しくない可能性が多い。しかもその答えを出すのがめちゃくちゃ早い。いろんな検証をする幅がないわけじゃないですか、テクノロジーとか最新の科学を使わないので。

 だから、もし良くないとき、良くない選手を直すときや、良い選手をさらに良くするときに道を間違えやすい。科学的にはそういうの(根拠)があればちゃんとした道が見える可能性がすごくあるのに」

 無論、指導者が一生懸命に取り組んでいることは十分に理解している。ただ、もっとできることはないのか? という疑問が出てほしい。

【次ページ】 ダルビッシュや大谷が感じていたギャップ

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