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張本美和17歳が初優勝で本音「やっと勝ったか、と…」敗者・早田ひなが試合後に打ち明けた「張本の強さ」とは?「女子卓球の黄金世代」は代わるのか
posted2026/01/27 17:18
卓球の全日本選手権決勝にて、早田ひなを破り悲願の初優勝を果たした張本美和
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
AFLO
1月25日、卓球の全日本選手権最終日。女子決勝が行われ、張本美和が早田ひなを破り、悲願の初優勝を遂げた。
「いやあ、ほんとうにうれしくて。やっと勝ったか、と」
張本の言葉には実感がこもっていた。
流れは早田に傾こうとしていた
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早田とは3年連続での決勝対決だった。一昨年は0-4、昨年も0-4と、1ゲームも獲れずに跳ね返された。
そのリベンジを期すべく、トーナメントを勝ち上がって早田との試合を迎えた。
第1ゲームは7-11で早田に獲られるが第2ゲームは11-2、第3ゲームは11-9、第4ゲームは11-6と奪取。続く第5ゲームは5-11と獲られる。
迎えた第6ゲーム、張本は10-6と勝利まで1ポイントに迫った。だがここから早田が6連続ポイントと驚異的な粘りを見せ、逆転でゲームを失った。
流れは大きく早田に傾いたかに思えた。
「あと1点で負ける人みたいな感じだった」
しかし、そうではなかった。最終の第7ゲーム。第6ゲームの終盤が嘘のように、出だしから張本が積極的に攻めに出てリードする。そして最後まで逆転を許すことなく、11-6、優勝をつかんだのである。
この展開の通り、勝負の分け目は大逆転で失った第6ゲームと第7ゲームの間にあった。まず逆転された第6ゲームの場面を振り返り、こう話している。

