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「女の子として評価されるのはイヤだった」中日の“元人気ビール売り子”が打ち明ける、知られざる仕事ウラ側「25歳が区切りだと思っていた」
posted2025/07/08 11:07

ナゴヤ球場を中心にビール売り子として地元ファンから愛されたRiNRiNさん。現在はプロキックボクサーとして活動している
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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かつてナゴヤ球場で人気を博したビール売り子のRiNRiNさんは、二軍の試合でありながらバンテリンドームのトップ層と同等の売り上げを誇っていた。彼女にとって売り子の仕事は「25歳がひとつの区切り」と決めていたという。
ビール売り子の知られざる“過酷さ”
「ドームで働いている先輩の方が『すごいね』って褒めてくれたときは『ああ、頑張れてるんだな』と思いました」と語るRiNRiNさん。ナゴヤ球場だけでなく、グランパスの試合やヴェルブリッツの試合、長良川球場、豊橋市民球場など様々な会場で働いた。時には昼にナゴヤ球場で仕事をした後、長良川のナイターに駆けつけるハードスケジュールもこなした。
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炎天下での労働は過酷だ。「最初の夏は体温が39度あって。次の日も体調はよくなかったんですけど、その状態のまま出勤しました」と笑う彼女。1試合で約4リットルの水分を摂取し、ナゴヤ球場の3連戦で3kgほど体重が落ちることもあったという。
売り上げへの執着よりも仕事そのものの魅力に惹かれていたRiNRiNさん。「お客さんとの会話だったり、『今日はなんで売れなかったんだろう』って考えたりすること自体が好きだった」と振り返る。
しかし、つらい経験もあった。「『女の子をいじるのが面白いと思ってるおじさん』はイヤでした」と本音を明かす。キックと並行して売り子をしていた彼女の足を見て「競輪選手みたいな足だね」と言われたこともあったという。「仕事の頑張りを評価してもらえるのは嬉しいんですけど、女の子として評価されるのはイヤだった」と語る言葉には、彼女の職業人としての誇りが表れていた。
インタビュー本編では、知られざる「人気ビール売り子のリアルな舞台ウラ」をさらに詳しく掘り下げている。
〈続く〉
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

