同級生が今明かす大谷翔平へのホンネ「嫉妬したことはありましたか？」その答えは…花巻東チームメイトは、“高校生の大谷”をどう評価していたか

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大谷が打たれた“3ランホームラン”

――160キロを出したニュースが日本中に広がってさらに大谷選手への注目度が高まりました。そんな状況で決勝の盛岡大附戦を迎えます。あの試合、3回表に大谷選手が相手4番の二橋（大地）選手（三菱重工West）に3ランホームランを打たれたのですが、レフトのポール際に飛び込んだ微妙な打球だったので、実はファウルだったのではと今でも言われています。実際にプレーしていた側としてはあの打球はどう見えていたのでしょうか？

小原大樹さん（以下、小原）　ファウルか否かは僕らの角度からは分かりませんが、ファウルであって欲しいと思いましたし、そう思う時点で少し相手に対する劣勢な感情を個人的には感じたので、振り返るとより悔しいです。

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――盛岡大附戦は3－5で惜敗となりましたが、1－5で迎えた9回裏に2点返した粘りは見事でした。

小原　2点のうちの1点は大谷のライト前タイムリーです。そこからサヨナラにする雰囲気はあったのですが、終わってみればあの3ランが痛かった。何にもまして相手の出口（心海）投手が良かった。気合が違っていました。でも本当にいい試合でした。

「大谷選手に嫉妬したことはありましたか？」

――改めて振り返ってみると二橋選手に打たれた球はインコース高めだったのですが、あの球が低めに決まっていたら多分打てなかったのではないかと。当時の投手・大谷は今と違って低めへの制球力という点で甘さがあったのでしょうか？

小原　160キロは投げたけれども投手としての完成度は今の彼を想像できない、現在とは大きなギャップがあったと思います。もちろん能力の高さはあるのですが、勝つということに関してはまだどこか足りない部分があったのかなと思います。

――投手・大谷と打者・大谷でしたら、高校時代は打者・大谷のほうが上だった？

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