「“脇役”でもスターのように輝く」八村塁27歳、NBAレイカーズ3年目で確立した“コネクター”という役割「ルイはものすごく重要な選手でした」 

　レディックHCが言う、八村が欠場した期間というのは、2月末から3月中旬にかけて、左膝蓋腱炎で離脱していたときのこと。このとき、レディックHCは八村の不在がチームの戦いにおいていかに打撃となっているかを語り、八村のことを「このチームにとってのコネクター（つなぎ役）」と呼んでもいた。レイカーズが今季、勝負どころで使っていたのはセンター抜きのラインナップだったのだが、八村がいないとそのラインナップがうまく機能しないというのだ。

　その理由について、レディックHCは、スイッチディフェンスの中でガードからビッグマンまでうまく守っていることと、レディックHCが“レーザー”と呼ぶ、高い確率で外からのシュートを決められる選手で、相手ビッグマンを外に引っ張り出せる存在であることをあげた。さらに、相手ディフェンスのクローズアウトに対する攻撃での判断力もシーズンを通して向上してきたと称えた。

©︎Getty Images

　プレイオフ前に、八村に、レディックHCから「コネクター」と呼ばれることについて聞いてみた。

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「ディフェンスの部分でも、オフェンスの部分でも、1番から5番ができるっていうところは、チームとしても僕が使いやすいと思うので、そこはいつも意識してやっていきたいなと思います」

　コーチから使いやすい選手。「コネクター」という評価は、シーズン前のその目標が現実になったことの表れだった。

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