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「ヌードに抵抗はなかった。ただ親は…」25歳で“オールヌード写真集”を発売したアイドルレスラーの告白…福岡晶が“ニシキヘビと撮影”したまさかの理由
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伊藤雅奈子Kanako Ito
photograph byL)東京スポーツ新聞社、R)Shiro Miyake
posted2025/04/16 11:01
ジャパン女子プロレス、JWPで活躍したアイドルレスラー・福岡晶のインタビュー(第2回)
――それでよく、オールヌードになれましたね。
福岡 作品だからね。たしかに、隠すのと出すのでは大きな違いではあるけれども、写真集って「見たい」と思う人が買うわけじゃないですか。私がそうだったんですよ。(井上)貴子さんの写真集を買ってたし、キューティーさんのでも、見えそうで見えない感じで。(購入者としては)見たい気持ちがあったから、そっち側の考え方で、ヌードに抵抗はなかったです。ただ、親のことは考えたかな。
――お父さんは厳しいんでしょ。
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福岡 そうなんですけど、親が何一つ手助けをしないまま自分の力でオーディションに受かって、入寮したので、デビューしてからは応援してくれてて。最初の写真集を送って、次にヌードになったときは、「男親としてはどう思うかなぁ」と思ったけど、「いい作品だと思うよ」って言ってくれて。
大蛇と絡んだ“衝撃の写真集”はなぜ生まれた?
――それはうれしい褒め言葉ですね。私が驚いたのは、大蛇と絡んだ「DESNUDA」(97年刊)。
福岡 ニシキヘビのアキラちゃんね。千葉にいたタレントヘビで、めっちゃかわいいのー!
――かわいい!?
福岡 ヘビが大っ好きなんですよ! ずっと「ヘビが好き!」って言ってたら、「アナコンダ」という映画を宣伝するイメージキャラクターに選ばれて、アナコンダと私の顔が合成されたポスターができたんですよ。出演していたジョン・ヴォイトさんが来日したときに、「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の最後の宣伝コーナーに出たんですけど、私もアキラちゃんを巻いて、一緒に出たんです。これは写真集からつながった仕事だったと思うけど、社長もよくあんな仕事を探してきたなぁ。
――ニシキヘビは、ひーちゃん発のアイデアだったんですね。私はてっきり、加熱する写真集ブームで生き残るための苦肉の策だと思っていました。
福岡 あっ、ぜんぜん違う! そもそも写真集はいつやめてもいい仕事で、レスラーとしてリングの上が一番で、そこは絶対。それ以外で来る仕事は、ありがたいことに趣味や好きなものから派生したものばかりで、「競馬が好き」って言ってたら、競馬場の仕事が入ってきたりね。

