「き、キツネ耳にラジオ体操？？」藤井聡太王将が“勝者の記念撮影”…「負けても西山朋佳さんの気品が」観る将マンガ家が描くエモい将棋界

　春の足音が聞こえたかと思いきや、雪が降りそうなほどの寒さ……まだまだ寒い冬は続きますが、将棋界は2025年に入ってすぐさま、アツい戦いの連続です。イラストとともに振り返っていきましょう。

1）藤井vs永瀬、王将戦…ラジオ体操にキツネ耳？

　藤井聡太王将（竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖と七冠）に永瀬拓矢九段が挑む第74期王将戦が1月に開幕しました。

〈王将戦対局結果と今後の日程〉
第1局：1月12、13日＠静岡・掛川城、二の丸茶室 藤井1勝
第2局：1月25、26日＠京都・伏見稲荷大社 藤井2勝
第3局：2月5、6日＠東京・オーベルジュ ときと
第4局：2月15、16日＠大阪・摂津峡花の里温泉 山水館
第5局：3月8、9日＠埼玉・旧渋沢邸「中の家」
第6局：3月21、22日＠佐賀・大幸園
第7局：3月29、30日＠栃木・ホテル花月

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　藤井王将が連勝スタートを切り、王将4連覇へ好スタートを切っています。ただしABEMA中継での各種解説などを聞いていると、やはり永瀬九段の研究は際立ったものらしく（第2局での横歩取り戦型への誘導は、僕ら夫婦も見ていてビックリ）、タイトル奪取に懸ける思いを感じさせます。

　そして王将戦と言えば……名物の「勝者の記念撮影」です。

2025年1月のハイライト ©Junsei Chida

すべての写真を見る（149枚）

　第1局の掛川市はラジオ体操が盛んとのことで藤井王将が赤ジャージ姿で運動（対局直後の当日撮影だったヘビ使いも衝撃的でしたが）、第2局は京都の伏見稲荷ということで「き、キツネ耳＋いなり寿司をモグモグ……」ってあまりにも可愛すぎます（笑）。実際の写真は主催者のもので見ていただきたいですが――相変わらずの盤上盤外の切り替え力に感嘆するばかり。その一方で逆襲の牙を研いでいるであろう永瀬九段も、記念撮影で驚きの姿を見せてほしいところです。

2）藤井名人に挑戦＆打倒に向けた戦いも

　藤井七冠をめぐる戦いで注目が集まったのは、東京・新将棋会館での初対局です。

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