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「ジュリアの代わりになりたいわけじゃない」林下詩美26歳にエースの自覚…いま明かす“マリーゴールドへの本音”「旗揚げ前は不安に駆られましたよ」
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2024/11/03 17:01
「マリーゴールドのエースになる」と語った林下詩美(26歳)。Sareeeの持つワールド王座に照準を合わせている
林下は奄美大島で育った。海には郷愁を感じるようだ。
「奄美の実家は古いですが、家はまだあると思います。でも、帰ってないですね」
「作りすぎて覚えてない(笑)」料理でストレス解消
最近はどんな日常を過ごしているのだろうか。
「料理するのが好きなんですよ。スーパーで食べたい野菜や肉を買ってきて、家で作る。時間を気にせずに作り続ける。何も考えない。動画を流しながら、4時間。揚げ物も煮物も十何種類。めちゃくちゃ作りすぎて、何作ったかさえ覚えてない(笑)。それを冷蔵庫に入れるんです」
キッチンに立って料理に没頭する林下の姿を想像する。なんとなく意外な感じがする。
「疲れたな、ストレスがたまったなと思ったら、包丁でみじん切り。みじん切りができるから、キーマカレーも1回に鍋いっぱい作ります。その時、食べるぶん以外は冷凍することもあるし、鍋のまま冷蔵庫に入れることもある。洗い物が嫌いなんです。お皿洗うのがダメ。視界に入ってしょうがないから洗いますが、手が濡れるのが嫌い。お姉ちゃんに家に来てもらって皿を洗ってもらったこともあります」
料理は好きだけど、洗い物が苦手。なかなかに難儀な性質だ。
「でも洗濯は大丈夫。干すのもたたむのも大丈夫です。雨も土砂ぶりならいいけど、なんかちょっと濡れるのが嫌なんです。奄美の大家族の頃は交代でしたから、仕方なく食器洗いをやっていました。極論、紙の皿でもいいですけど、見た目は大事。それを無理やりプロレスにつなげるなら、動きやすいダサいコスチュームより、ちょっと窮屈でも格好いいコスチューム。やっぱりスターには最高のコスチュームですよね」