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「プロレス界の顔になる。最短距離で」自由すぎる一匹狼・鈴季すずが語った“ベルト総取り計画”「ジュリアに恋してる」「ドンキ寄って帰ろう」

posted2023/09/21 17:00

 
「プロレス界の顔になる。最短距離で」自由すぎる一匹狼・鈴季すずが語った“ベルト総取り計画”「ジュリアに恋してる」「ドンキ寄って帰ろう」<Number Web> photograph by Essei Hara

最終目標は「プロレス界の顔」。デスマッチを“休業中”の鈴季すずは、最短距離でスターダムのベルト総取りを宣言した

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原悦生

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 鈴季すずはスターダムのドリーム・タッグ・フェスティバルの1週間前に髪をゴールドに染めた。20歳の最後は金髪で過ごした。「トンパチ・クイーン」「狂乱娘」とも呼ばれる女子プロレスラーは、9月16日に21歳になった。 

「髪、染めましたね。なんか定期的に奇抜なことをしたくなる癖があって、それの一つです。あと『5★STAR GP』で勝ち点を伸ばしている時期なので、ちょっと一発決めてやろうと」

「ジュリアのことをお姉ちゃんだと思っていた」

 鈴季は『5★STAR GP』で追い上げモードに入っている。現時点で4勝3敗と、もう一つも負けられない立ち位置だが、9月9日の後楽園ホールでは赤いベルトの王者・中野たむをジャーマンスープレックスでフォールして、赤いベルトへの興味を示した。現在「レッドスターズ」のリーグ戦でトップを走る刀羅ナツコにも勝っているため、刀羅と勝ち点で並んだ場合は鈴季の方が上になる、という状況だ。

 9月10日に横浜武道館で行われたドリーム・タッグ戦で、鈴季はジュリアとタッグを組んだ。

「一言でいうと懐かしい。もう4年間ジュリアとタッグを組んでなかったのに、『昨日まで組んでましたよね』って感じ。信頼関係って、簡単には崩れないんだなあ、と。いろいろあったし、一時期はジュリアのことをマジでぶっ潰してやろう、ぶっ殺してやろうと思ってましたけど……。なんで、私を裏切ってまでジュリアはスターダムに行ったんだって。本当、大嫌いだった。でも、簡単には崩れないものが2人の間にはあった」

 鈴季は中学2年生の夏休みにテレビで目にした小橋建太のフォーチュンドリームで「プロレスに出逢い、プロレスにハマった」。中学を終えると、すぐ「ノリで上京」した。

「頑張ってこい。できるところまで。ダメだったら帰ってきな」

 宮崎の両親はそう言って、鈴季を優しく送り出してくれたという。

「宮崎から上京してきて、ああ、ハナ垂らしていましたね。当時は、目の前のことに必死だったから。先輩から怒られて、友達もいない。過去の私は、ジュリアのことをお姉ちゃんだと思っていた。ご飯にも連れて行ってもらったし」

【次ページ】 「プロレス界の顔になる。最短距離で行きますよ」

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