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「ええええっ!」AI評価値が〈1%-99%〉→〈99%-1%〉渡辺明vs藤井聡太の“シーソー神局”に「解説棋士まで息切れ…」現地取材で震えた話
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![茂野聡士](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/a/90/img_6ace7507de8c83ff56765f7a7f4634197570.jpg)
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph by日本将棋連盟
posted2023/03/11 06:00
![「ええええっ!」AI評価値が〈1%-99%〉→〈99%-1%〉渡辺明vs藤井聡太の“シーソー神局”に「解説棋士まで息切れ…」現地取材で震えた話<Number Web> photograph by 日本将棋連盟](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/9/0/350/img_9034371cf72d512bd854b6af3392e479359238.jpg)
渡辺明棋王と藤井聡太五冠の棋王戦第3局は、壮絶を極めた
「いや、この熱気は自分が覚えているうちに、今すぐにでも伝えたいです。少し控え室で時間を取ってからお話しさせてくださいませんか?」
そう伝えて控室に戻った高見七段は、「感想戦も観に行ってきます」と告げて、数十分後に再び姿を現す。
「正直、今日は喋りすぎてボロボロだったんですけど、でも感想戦にも入り込みたいと思わせるような対局でした」
負けても「この辺りが本当に藤井さんの強さかなと」
マスク越しにも分かるほど、その表情は輝いていた。
「最後の詰みの局面は、藤井さんにとってチャンスでしたし、逃してしまったのは当然落胆するとは思うんです。それでも僕自身が驚いたのは、藤井さんは感想戦ではもう笑顔を浮かべていたんです。この辺りが本当に藤井さんの強さかなと感じました。切り替えがね、本当に早いんですよ」
痛恨の逆転負けを喫しても、藤井五冠はこの日の対局を振り返る感想戦で笑顔を浮かべていた……それは一体、なぜなのだろうか。高見七段に深く教えてもらうことにした。
(#2「高見解説」編につづく)
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。
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