メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
大谷翔平の長期残留へ…エンゼルスGMの大演説「もう一度言う。彼が大好きだ」 来シーズンを左右する“積極補強”はオオタニのため?
posted2022/12/02 11:01
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph by
Nanae Suzuki
米国で最も大きな休日として知られる感謝祭も終わり、街はクリスマスへと急速に彩りを変えている。サッカーワールドカップは全米中継されているものの、盛り上がりは今ひとつか。例年通り、スポーツはアメリカンフットボール一色の時期となっている。
そんな中、スポーツ専門局の「ESPN」がメジャーリーグにおける今オフの補強の進捗具合を査定した。エンゼルスは「B+」とまずまずの評価を得た。
アンダーソンら強力選手の補強に成功
エンゼルスがこれまでに補強したのは以下の3選手。実績のある先発投手、内野手、外野手の補強に成功した。
:タイラー・アンダーソン投手(32)
:ジョバンニ・ウルシェラ内野手(31)
:ハンター・レンフロー外野手(30)
アンダーソンは左の先発投手で今季ドジャースで15勝、防御率2.57をマーク。チェンジアップの精度が飛躍的に向上し大活躍したが、メジャー7年間で二桁勝利を記録したのは今年だけ。通算44勝43敗、防御率4.16の数字は絶対的な存在とは言い切れない。それでもドジャースがクオリファイング・オファーを提示した事実を考えれば、FA市場での評価は高かった。エンゼルスでは大谷との「2トップ」を期待され、ペリー・ミナシアンGMは獲得を喜んだ。
「これほどのレベルの先発投手を加えることができて興奮している。間違いなく我々にとってはポジティブな方向性となった」