「那須川天心との対戦はある？」K-1出身・武居由樹26歳の答えは…5連続KO勝ちでタイトル奪取も「ボクサーとしての完成度は40％」

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転向当初は「無理だろう」という声も

――キックボクシングの王者からボクシングに転向して5戦。武居選手の人気は既に世界王者級ですが、やはりキックボクシング時代のファンが数多く応援してくれているという印象ですか？

　そうですね。キック時代に応援してくれた人は僕のチャレンジを「ボクシングでどこまでいけるんだろう」という目で見てくれていると思います。ボクシングファンがどう思っているか、認めてくれているか分からないですけど、最近は温かい目で見てもらっているように感じます。

――転向した当初は“アウェイ感”みたいなものを感じていた？

　最初はSNSでも「そんな簡単じゃない」とか「無理だろう」みたいな書き込みがたくさんあったんです。でも、それは「見てろよ」というモチベーションになったし、どんな声であっても、僕は反応してくれるほうがいいと思っているんです。やっぱり勝つにしろ、負けるにしろ注目されないとダメ。無関心というのは良くないです。

――8月に東洋太平洋タイトルを獲って周囲の反応は変わりましたか？

　変わりましたね。SNSでも、ポジティブなコメントをしてくれる人が増えたと思います（笑）。

インタビュー中、笑顔を見せる武居由樹　©Wataru Sato

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ボクサーとしての完成度は「40％ですかね（笑）」

――武居選手は1年ほど前、ボクサーとしての完成度について「2、30％ぐらいです」という話をしていましたが、現時点で何％ぐらいになったと感じていますか。

　40％ですかね（笑）。まだボクシングの基本ができていないんで。

――もし本当に40％ならまだまだ伸びしろがたくさんあるということだと思います。一方でボクシングに転向してからの武居選手を見ていると、キック時代の技術をうまく活かして戦っているように思います。もともとキック時代もパンチが得意でしたよね？

　自分としてもパンチは得意だと思っていました。一番得意なのは右フックだと思いますけど、アッパーもけっこう使っていたし、ボディブローもよく使っていました。左ストレート以外は全部得意だったかなという感じです。

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