大谷翔平、菅野智之、鈴木誠也、藤浪晋太郎…“10年前のドラフト”で成功した球団は？「10年一軍定着の難しさ」「スター流出後の苦悩」

　ドラフトの結果はすぐには分からない。プロ野球では昔からよく言われることである。

　目玉とされていた選手を運良く抽選で引き当てても期待したような活躍をできないケースは過去にも多々あり、逆に外れ1位や下位指名だった選手が超一流となることも少なくない（史上最年少で三冠王に輝いたヤクルト村上宗隆も外れ1位だった）。

　2022年のドラフト会議が直前に迫ってきたが、今回はちょうど10年前、2012年のドラフトを改めて考察したいと思う。大谷翔平、菅野智之、鈴木誠也、則本昂大、藤波晋太郎と豪華な顔ぶれとなった12年だが、各球団の成功度を採点方式で測ってみた。

　採点の基準は日本代表クラスの選手を5点、レギュラークラスの選手を3点、一軍の戦力を1点とし、その合計点を球団の評価とした。また、評価はあくまでも入団した球団での成績を基準としている。

巨人、楽天、阪神の3球団が最下位

〈10位タイ〉
巨人 5点
5点：菅野智之（1位）
3点：なし
1点：なし

楽天 5点
5点：則本昂大（2位）
3点：なし
1点：なし

阪神 5点
5点：なし
3点：藤浪晋太郎（1位）
1点：北條史也（2位）、金田和之（5位）

巨人の新入団選手発表でポーズをとるドラフト1位の菅野智之投手（中央左）ら　©︎JIJI PRESS

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〈7位タイ〉
中日 6点
5点：なし
3点：福谷浩司（1位）
1点：杉山翔大（4位）、溝脇隼人（5位）、若松駿太（7位）

ヤクルト 6点
5点：なし
3点：石山泰稚（外れ1位 ×→藤浪晋太郎）、小川泰弘（2位）
1点：なし

ソフトバンク／6点
5点：なし
3点：東浜巨（1位）
1点：高田知季（3位）、真砂勇介（4位）、飯田優也（育3位）

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