世界最大のプロレス団体WWEでもミックスドマッチは行われており、試合は主にタッグマッチで男は男と、女は女と闘い、基本的に男女が闘うことは許されていない。今回の新日本×スターダムのミックスドマッチのルールもそれに準じたもので、いわば「世界標準」に合わせて組んだものであることがわかる。

成否はファンの反響に委ねられている

　ただ、プロレスにおいて真の「ルール」とは、ファンが認めるか認めないかにある。新日本とスターダムの合同興行、およびミックスドマッチの成否は、ファンの反響に委ねられているとも言えるのだ。

　かつて罵声や“帰れコール”を浴びながら、日本に男女混合団体を定着させた大仁田厚のように、新日本プロレスとスターダムは最終的にファンの支持を得て、男女コラボレーションを成功に導くことができるのか。11・20有明アリーナの合同興行は、今後の日本プロレス界の流れを左右する重大な大会なのである。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。