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羽生結弦が公開練習3回目の『SEIMEI』で示した“これからも挑戦していく姿勢”「平昌五輪のときから成長しているってところを見せたかった」 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byAsami Enomoto

posted2022/08/13 11:03

羽生結弦が公開練習3回目の『SEIMEI』で示した“これからも挑戦していく姿勢”「平昌五輪のときから成長しているってところを見せたかった」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

公開練習中、笑顔を見せながらもリンクは緊張感に満ちていた。羽生自身にとって今回の公開練習はどのような意味を持つものだったのか

「実際は3回ノーミスとかするんですけど。ちょっと今日は気合入りすぎて絡まっていた部分もあったかなとは思います」

 と、笑顔を見せる。

 4回転ループ-トリプルトウループのコンビネーションジャンプを跳んだ意味にも触れた。

「ループトウにするか、ループアクセルにするかとか、いろいろ悩んだんですけど。今回は『SEIMEI』をノーミスすることが目標だったので、ループトウくらいにしておこうかなと思いました」

「これから自分がやっていきたいと思う活動の中で、そんな難易度のものをやる必要があるのかとか、得点的にもおいしくないしなとか思うと、まあやる必要ないかもしれないんですけど。ポテンシャルとして、ここまであるぞってところはちょっと見せたかったです」

会見で発した言葉を体現していた

 7月19日の記者会見では、「アスリートとして」と何度も言葉にした。

「常に挑戦し続けることはこれからも続けていきたいなというふうに思います」

「ほんとうに全力でやっているからこその緊張感みたいなものをまた味わっていただけるようなスケートを常にしたいと思っているので」

 そう語ってもいたし、「挑戦し続けたい」と抱負として述べた。

【次ページ】 競技よりもさらにギアを1つ上げたような演技

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