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《セパ新人王争い》セーブ王の“二冠”も狙える巨人・大勢、育成出身ホークス大関友久が有力だが… 実はスゴい成績の“対抗馬”は?
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byNanae Suzuki
posted2022/07/20 06:00
巨人のルーキーでクローザーを任される大勢。新人王争いはどうなる?
ヤクルトは6連敗したけど村上とサンタナが奮闘
<NPB第17週の成績 2022年7月11日~7月18日>
〇セ・リーグ
DeNA 6試5勝1敗0分 率.833
広 島 6試4勝2敗0分 率.667
阪 神 6試4勝2敗0分 率.667
中 日 6試3勝3敗0分 率.500
巨 人 7試2勝5敗0分 率.286
ヤクルト 5試0勝5敗0分 率.000
ヤクルトは29人もの新型コロナ陽性者が出たために、内川聖一など今季一軍未出場選手を8人も登録したが前週から6連敗。マジックは消滅した。しかし2位との差は依然10.5差である。1週間を通じてみるとDeNAが好調だった。
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・個人打撃成績10傑 ※RCは安打、本塁打、盗塁、三振、四死球など打撃の総合指標
佐野恵太(De)21打10安2本7点率.476 RC8.77
村上宗隆(ヤ)15打6安2本5点 率.400 RC7.01
中田翔(巨)23打9安3本7点 率.391 RC5.83
近本光司(神)22打9安2点4盗 率.409 RC5.45
長野久義(広)18打6安2本6点1盗 率.333 RC5.29
ポランコ(巨)23打7安2本5点 率.304 RC5.26
サンタナ(ヤ)5打4安2本2点 率.800 RC5.10
牧秀悟(De)23打8安1本4点 率.348 RC4.91
マクブルーム(広)24打7安1本4点 率.292 RC4.82
桑原将志(De)23打7安1本3点 率.304 RC4.59
DeNAの佐野が前週に続き大当たり、現在首位打者。ヤクルトは主力打者が離脱する中で村上が孤軍奮闘を見せている。負傷から戦線復帰し、二軍から上げられたサンタナはいきなり5打数4安打2本塁打と当たっている。最多本塁打は巨人・中田の3、打点はDeNA佐野、巨人・中田、広島・磯村嘉孝の7、盗塁は阪神近本の4が最多だった。
・個人投手成績10傑 ※PRはリーグ防御率に基づく総合指標
戸郷翔征(巨)1登1勝 9回 責0率0.00PR3.59
伊藤将司(神)1登1勝 9回 責0率0.00PR3.59
ガンケル(神)1登1勝 8回 責0率0.00PR3.19
西勇輝(神)1登1勝 8回 責0率0.00PR3.19
大野雄大(中)1登 7回 責0率0.00PR2.79
才木浩人(神)1登 6回 責0率0.00PR2.39
床田寛樹(広)1登1勝 8回 責1率1.13PR2.19
伊勢大夢(De)4登1勝S3H 4回 責0率0.00PR1.60
赤星優志(巨)4登1H 3.2回 責0率0.00PR1.46
高橋奎二(ヤ)1登 6回責1率1.50PR1.39
青柳晃洋(神)1登1勝 6回 責1率1.50PR1.39
巨人の戸郷は12日の阪神戦で完封。14日の同カードでは阪神の伊藤将が今季2度目の完封勝利を挙げた。阪神はガンケル、西、才木、青柳と他の先発陣も優秀だった。救援ではDeNAの山崎康晃が3セーブ、同じく伊勢、エスコバー、中日・清水達也が3ホールド。
大混戦のパで活躍した選手は……?
〇パ・リーグ
西 武 6試4勝2敗0分 率.667
日本ハム 5試3勝2敗0分 率.600
オリックス 6試3勝3敗0分 率.500
ソフトバンク 5試2勝3敗0分 率.400
ロッテ 5試2勝3敗0分 率.400
楽 天 5試2勝3敗0分 率.400
西武が前週から引き続き好調。しかし大勝ち、大負けするチームがなかった1週間だった。
・個人打撃成績10傑
鈴木大地(楽)12打8安3点 率.667 RC4.53
近藤健介(日)20打7安3点2盗 率.350 RC4.48
島内宏明(楽)16打6安1点 率.375 RC3.97
中川圭太(オ)21打6安4点 率.286 RC3.86
吉田正尚(オ)20打5安1本4点1盗 率.250 RC3.82
愛斗(西)20打7安1本3点 率.350 RC3.74
井上晴哉(ロ)16打6安1本1点 率.375 RC3.74
荻野貴司(ロ)16打7安1盗 率.438 RC3.73
中村奨吾(ロ)16打4安1本4点 率.250 RC3.52
紅林弘太郎(オ)23打6安2本4点 率.261 RC3.44
楽天の鈴木は3試合の出場ながら12打数8安打、日本ハムの近藤は6月28日に復帰後、不振だったがここ4試合で7安打。本塁打はソフトバンクのリチャードが3、打点はオリックス中川圭、吉田正、紅林、ロッテ中村の4が最多。盗塁は日本ハム近藤、淺間大基、西武の外崎修汰の2だった。
・個人投手成績10傑
上沢直之(日)1登1勝 7.1回 責0率0.00PR2.19
田中将大(楽)1登1勝 7回 責0率0.00PR2.09
千賀滉大(SB)1登1勝 7回 責0率0.00PR2.09
加藤貴之(日)1登1勝 7回 責0率0.00PR2.09
エンス(西)1登1勝 5回 責0率0.00PR1.49
本田圭佑(西)4登3H 4回 責0率0.00PR1.20
美馬学(ロ)1登1勝 7回 責1率1.29PR1.09
ポンセ(日)1登1勝 7回 責1率1.29PR1.09
髙橋光成(西)1登1敗 7回 責1率1.29PR1.09
東條大樹(ロ)3登2H 3回 責0率0.00PR0.90
武田翔太(SB)3登 3回責0率0.00PR0.90
モイネロ(SB)3登2S 3回 責0率0.00PR0.90
水上由伸(西)3登3H 3回 責0率0.00PR0.90
日本ハムの上沢は7月16日の西武戦で8回1死まで零封。しかしこの試合で右足を骨折し離脱した。同日、楽天の田中はオリックスの山本由伸に投げ勝ち7回零封の好投だった。救援ではオリックスの平野佳寿が3セーブ、西武の本田、水上が3ホールドを挙げた。
<達成記録>
打者
・荻野貴司(ロ)250盗塁
7月17日ソフトバンク戦 史上48人目
投手
・谷元圭介(中)500登板
7月18日DeNA戦 史上104人目