大関は“ソフトバンクらしい”育成枠からの出世

＜パ・リーグ　投手＞
　大関友久（SB）16試6勝4敗 91.1回63振 率2.27
　隅田知一郎（西）11試1勝7敗 59.1回53振 率3.19
　佐藤隼輔（西）9試3勝3敗 42.2回30振 率4.22
　佐藤奨真（ロ）7試1勝5敗 37.2回20振 率3.82
　水上由伸（西）38試3勝1敗20H 37.1回23振 率0.72
　北山亘基（日）32試3勝5敗7S6H 31.2回33振 率4.55
　本田仁海（オ）27試1勝2敗1S9H 28回24振 率2.25
　小沼健太（ロ）21試1勝1敗1H 25.1回15振 率6.04
　阿部翔太（オ）21試9H 21.2回24振 率0.42
　佐々木健（西）25試2勝3H 20回17振 率1.35
　鈴木翔天（楽）21試3敗6H 17.1回18振 率5.19

　ソフトバンクの大関は千賀滉大の7勝に続き、東浜巨に並ぶ6勝。開幕時は先発で一時救援に回ったが、5月1日に先発に復帰してから安定感ある投球を続けている。大関は2019年育成2位、育成出身の一線級がまた1人誕生した。

大関はホークス投手陣の一角に割って入った　©Kyodo News

　救援では西武の水上がリーグ3位の20ホールド。6月18日のオリックス戦に失点してから13試合連続無失点を継続している。

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　日本ハムの北山はBIGBOSS新庄日本ハムの開幕投手となったが、その後は救援に回っている。

打者でもソフトバンクの柳町が健闘

＜パ・リーグ　打者＞
　柳町達（SB）66試209打62安25点2盗 率.297 OPS.744
　野口智哉（オ）46試142打33安4点率.232 OPS.553
　上川畑大悟（日）38試112打32安2本12点3盗 率.286 OPS.767
　今川優馬（日）43試122打30安6本18点2盗 率.246 OPS.754
　野村勇（SB）54試88打19安6本13点6盗 率.216 OPS.787
　滝澤夏央（西）37試78打19安4点1盗 率.244 OPS.575
　武藤敦貴（楽）28試64打18安8点率.281 OPS.713
　松川虎生（ロ）43試99打15安7点率.152 OPS.400
　渡邉陸（SB）18試31打9安3本9点率.290 OPS.966
　古賀悠斗（西）17試44打8安3点率.182 OPS.515

　ソフトバンクの柳町は規定打席に到達し3割を打っていたが、6月に「下半身不調」で二軍落ちした。本塁打はないがシュアな打撃で最近は柳田悠岐に続く5番を打っている。ロッテの松川は佐々木朗希の完全試合の女房役として名を上げた。

佐々木朗希とともに注目を集める松川。打撃が今後の課題となる　©Kiichi Matsumoto

　パもソフトバンク大関、西武・水上の投手の争いか。レギュラーに復帰した柳町が活躍して規定打席に再到達すれば、割り込んでくるのではないか。

　今季は個性的な新人が多いが、主力陣に割り込むことができた選手は少ない。ただ、昨年よりもハードルが下がっているので、これからのし上がってくる選手にもチャンスはあるだろう。

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