――ソフトボールを経験していて、野球に生きたことはありますか？

大嶋　うーん、あるかなぁ……。アンダースローが得意だったということくらいですかね（笑）。軌道が見慣れた感じがあったのかもしれませんね。

“強豪”高崎市役所でも練習スケジュールは「週3回」

――大嶋さんは2018年に野球選手としては現役引退し、翌2019年から高崎市役所に勤めながらソフトボールをプレーしています。高崎市役所は2019年の全日本総合選手権で準優勝した強豪ですが、普段はどのような活動なのですか？

大嶋　練習は基本的に水曜、木曜、土曜の週3回。現役選手は17～18人くらいです。

――ソフトボールにはプロはありませんが、どのような形で競技を続ける道があるのでしょうか？

大嶋　実業団やクラブチームに所属してプレーする道があります。

――これから男子ソフトボールを見てみたいという初心者に、見てもらいたいチームや選手はいますか？

大嶋　平林金属には松田光さんという、打っても投げても一流のベテラン選手がいます。同じく平林金属に、小山玲央くんという素晴らしい投手もいます。一昔前ならソフトボールで120kmを計測したら超一流でしたが、今はそれがスタンダード。小山くんは130kmを超えてきます。平林金属はYouTubeチャンネルも持っているので、ぜひ見てもらいたいですね。

平林金属ソフトボール部のYouTube『HIRAKIN SOFTBALL TV』は登録者数2万人を超える人気チャンネルだ

――今後、大嶋さんはプレーヤーとして何を目指していくのでしょうか？

大嶋　現役を続けている方のなかには、50歳近いのに元気にプレーしている選手もいます。僕もそんな選手を抜きたいなと思っています。ソフトボールは生涯スポーツですから。

――ハードルが低いところ、長く続けられるところもソフトボールの魅力ですね。

大嶋　そうです。野球と同じような駆け引きもあるし、スリリングさもある。きっと楽しんでもらえると思いますよ。

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