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《日本女子最年少メダリスト誕生!》「全然JKらしいことはできてないんですけど…」スノボ村瀬心椛17歳が語っていた“一番やりたいこと”
text by
雨宮圭吾Keigo Amemiya
photograph byLee Ponzio
posted2022/02/16 06:01
村瀬心椛(Kokomo Murase)2004年11月7日、岐阜県生まれ。4歳からスノーボードを始め、'18年Xゲームのビッグエアでは13歳で初優勝。153cm
右膝の痛みや恐怖心はまだ残っている
13歳だった'18年の平昌五輪は年齢制限に阻まれて出場が叶わなかった。
「バックサイドダブルコーク1080とか代表選手と変わらないレベルの技ができていたので、年齢制限で出られなかったのは本当に悔しかったです。自分はここで何ができただろう、と思いながら大会を観ていました」
同年5月にXゲームのビッグエアで優勝と大きく飛躍した矢先の12月、アメリカの大会での練習中に右膝蓋骨を骨折した。すぐに現地で手術を受けたが、雪上に戻るまでに8カ月を要した。
右膝の痛みや恐怖心はまだ残っている。
「それは気にしてもしょうがないんです。五輪前でなくて本当によかったし、気づけたこともあったので、マイナスじゃなくてプラスに考えています」
経験も考え方もすでに一人前の佇まいだが、今回の日本代表選手団では最年少で、素顔は普通の高校2年生でもある。
「全然JKらしいことはできてないんですけど、一番やりたいことは、えっと……制服着てディズニー行きたいです(笑)」
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