・メンタルを鍛えるためチーム渡部女流三段の「North」がゴルフのパターで特訓
※延々と入らず広瀬八段が立ち尽くす

・チーム山根ことみ女流二段の「ひよっこ」が激辛料理に耐える
※森内九段も参加して悶絶しながら「昔、激辛流と言われたことがあります」

・妻がイチオシの加藤桃子女流三段のチーム「野生の桃」が出世の石段登りで体力強化
※「番長」こと香川愛生女流四段のリタイア、近藤誠也七段もなぜか特訓

　ABEMAトーナメントの時も書きましたが、何で皆さん、身体張りたがるんでしょうか。そしてほぼ無関係なのに付き合わされた近藤七段と、見守ってるのか楽しんでるのかという渡辺明名人……（笑）。

　ただ色々なことをやって将棋界を盛り上げよう・注目してほしいとの思いは共通なのだなと感じます。11月1日から始まった倉敷藤花戦三番勝負など、各タイトル戦とともに女流棋士の美しく熱い戦いに、今後も注目していきたいと思います。

藤井三冠や豊島竜王は竜王戦以外でも熱戦展開中

（2）将棋オールスターの豪華な面々、熱戦の順位戦と王将戦挑決L
　藤井聡太三冠らの活躍によって、活況の将棋界。それもあって白玲戦と同じく新たな棋戦「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦」が始まりました。ファン投票＋A～Cブロック予選を勝ち上がった東西所属の各5人が対戦するという夢のカードです。

＜東軍＞
羽生善治九段
永瀬拓矢王座
戸辺誠七段
横山泰明七段
佐藤秀司八段

＜西軍＞
藤井聡太三冠
豊島将之竜王
澤田真吾七段
稲葉陽八段
古賀悠聖四段

　以上の10人です。ファン投票の4人や稲葉八段、戸辺七段らお馴染みの面々だけでなく、54歳の佐藤秀司八段から20歳の古賀四段と、今回初めてお目にかかれそうな棋士の方も登場し、こちらもやはり見逃せなさそうです。

　ちなみにそんなオールスター予選関西Cブロックですが、折田翔吾四段との対局となっていた牧野光則六段が対局開始時間に現れず、結果として不戦勝に。こ、こんなことも起こるんですね……。

©Junsei Chida

　タイトル戦に直結する順位戦、王将戦挑戦者決定リーグも熱い戦いが続いており、この後に紹介する豊島将之竜王と藤井三冠も、過密スケジュールの中で並行して挑んでいます。王将戦挑決Lでは豊島竜王と永瀬拓矢王座が対決。このおふたりで思い出すのは2020年度の叡王戦の千日手など、超長丁場の戦いですが……今回も終盤で千日手の予感が漂う中で、「軍曹」こと永瀬王座がそれを回避。最終的には豊島竜王に軍配が上がりましたが、そんな展開があるんだなと。

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