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〈激写〉岡崎慎司35歳、スペイン2部から日本代表の救世主になれるか 「すごい良いヤツだよ」新天地でも愛される“侍魂”
posted2021/10/10 17:01
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
ラ・リーガの試合撮影などを精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏。中島氏が撮った久保建英らの活躍やオリジナル写真を定期的に掲載している。スペイン直送の熱を写真を通してぜひ味わってほしい。今回はリーガ2部の舞台で今なお奮闘する35歳の岡崎慎司を追った。
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10月3日、スペインリーグ2部、ラス・パルマスvsカルタヘナの撮影のため、カナリア諸島のグラン・カナリア島を訪れました。カナリア諸島はスペイン本土とは時差が1時間あり、本土よりもアフリカ大陸のモロッコや西サハラが最寄の国になります。
バルセロナからは飛行機で3時間半弱、火山でできた島ですが、サハラ砂漠から飛んできた砂がたまってできたと言われる砂丘があり、その先にビーチもあります。
一番の目的はウエスカを退団したものの、まだスペインでの挑戦を続けたいと今季カルタヘナに加入した岡崎の撮影でした。
岡崎はサイドハーフで積極性を見せていた
グラン・カナリアスタジアムに入場する際には、コロナ対策で検温が実施されており、黄色いユニホームを着たサポーターが入場のための列を作っていました。マスコットキャラのインコが試合前の雰囲気を盛り上げていました。
現在カナリア諸島内のラ・パルマ島では火山の噴火による被害が出ています。グラン・カナリア島には影響がないということで、予定通り試合が開催されましたが、ラス・パルマスサポーターがエールのメッセージを出していました。
お目当ての岡崎は3試合連続の先発出場となりました。アップの最後はダッシュで締めくくり、ロッカーに戻っていく表情は引き締まって見えました。
両チーム入場。カルタヘナの選手たちは、火山の被害が起きているラ・パルマ島へのメッセージTシャツを着ています。シューズを締め直す岡崎のスパイクには日の丸と侍魂という刺繍が見えました。
開始早々、右サイドハーフで出場した岡崎が、DFの背後でボールを受けるとシュートまで持っていきます。跳ね返されたものの、積極性が見えました。
なお1トップのルベン・カストロは40歳。一方で岡崎は決定機でボールが回って来ず、両手を挙げて悔しがる場面もありました。