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郵便局員が今やWWEに 異色のキャリアを歩み続ける41歳鈴木秀樹、米リングネームが「Hachiman」に決定…その由来は?
text by
高木圭介Keisuke Takagi
photograph by2021 WWE, Inc.
posted2021/07/19 17:03
WWEのリングに初登場した鈴木秀樹(右)。新軍団「ダイヤモンド・マイン」のメンバーと、NXTクルーザー級王者・KUSHIDAを取り囲んだ ©︎2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
今後、DM及び、ハチマンがどういうムーブメントを起こしていくかは分からない。今は不気味に無言の腕組み、セコンド業務に専念しているハチマンが、やがて選手としてベールを脱ぐ日も近いことだろう。
鈴木は郵便局員時代に、宮戸優光氏主宰の「U.W.F.スネークピットジャパン」(東京・高円寺)に入門し、そこでヘッドコーチに就任していた師匠・ロビンソンと出会って格闘技に目覚め、28歳にしてアントニオ猪木率いるIGFでプロレスデビュー。34歳でフリー宣言し、41歳にしてパフォーマンスセンターの指導者としてWWEと契約。どこからどこまで前例がない異色のキャリアを歩み続けている。
ハチマン及び、DMの活躍が、世界に発信するWWEのリングを舞台に、どんな影響、化学変化をプロレス界に起こすのか、今から楽しみだ。