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井上尚弥との激闘から1年半 ドネアが明かす“敗因”「追い込んだ9ラウンドは、今でも考えることがあります」
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byGetty Images
posted2021/05/27 17:04
2019年11月7日、ドネアはさいたまスーパーアリーナで行われたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ決勝で井上尚弥と対戦した
井上とリマッチができる位置まで辿り着けたなら、条件次第では日本開催であってもまったく問題はありません。私は日本が大好きです。井上戦でも日本のファンが作ってくれた素晴らしい雰囲気を鮮明に覚えています。WBSSの優勝トロフィーを勝ち取ると子供たちに約束していたので、試合に勝てなかったのは残念でしたが、日本のファンには心から感謝しています。試合が終わってからもあの試合をどれだけ楽しんでくれたかを伝えてくれて、それもまた私にとって名誉なことです。
井上vsダスマリナスも「ぜひ足を運びたい」
私との試合後、井上はすでに1戦こなしていますが、ジェイソン・マロニー(オーストラリア)との試合も良かったですね。井上はマロニーの戦力を見極め、少しずつ崩していきました。素晴らしい戦いぶりだったと思います。
私がウバーリ戦に勝つことができたら、6月19日、ラスベガスで行われる井上対マイケル・ダスマリナス(フィリピン)戦のリングサイドにもぜひ足を運びたいと思っています。カシメロも来るんですか? それは面白くなりますね(笑)。
そんな楽しみなプランを現実のものとするために、まずは当面のウバーリ戦に集中しなければいけません。キャリアのこの時点でも、私が依然として向上していることをファンに見てもらえるのを楽しみにしていますよ。
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