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“大谷翔平とイチローの使用バット”保有のコレクターが知る入手方法って? 元祖二刀流・ルース“伝説の1本”は今や1億円超!
posted2021/05/25 11:01
text by
AkiAki
photograph by
AP/AFLO
大リーグのメモラビリアを取り上げている本記事、第1弾でトレーディングカード、第2弾でボールについて触れたが、今回の第3弾はバットについて記してみたい。
ゲレーロ・ジュニアが14号・15号とマルチホームランを放ったことで、アメリカンリーグのトップの座は譲ったものの、現在14本でホームラン王争いをする大谷翔平。そんな大谷が実際に試合で使用したバットを実際に手にしてみたい、美術品・芸術品として飾りたい、というかなりマニアな? 人向けの記事となる
前回の記事ではMLBにおける使用ボールの認証の仕組みについて記したが、ボールと同様に実際に使用されたバットについても認証がされる仕組みとなっている。
といっても全試合、全選手のバットが回収されて鑑定されるという訳ではなく、実際に使用され、折れたバットが対象となる(例外として3000本安打など記録の際のバットなどは本人・もしくは野球殿堂博物館に行くことになるのでホログラムを貼って寄贈される)。
真っ二つに折れたルーキーイヤーのバット
写真は筆者が実際に入手した2018年、大谷ルーキーイヤーの実際で打席に使用されたバットだ。グリップ付近から真っ二つに折れてしまっている。
もちろん、ボールが当たった痕もしっかりと確認できる。
使用感がたっぷりで、このバットが折れるまでに、“大谷が何本のヒットを打ったのだろうか、そしてホームランも打ったのか”、など想像しながら眺める――それが実使用バットを手に入れた者だけが得られる特権である。
ちなみに、こちらのバットはMLBの認証にて2018年5月4日のエンゼルスvsマリナーズの試合で使用されたものである。イチローファンの方はお気づきかもしれないが、イチローが前日、電撃的にこのシーズンをプレーしないと発表。そしてプレーボール前に笑顔で大谷と握手を交わした試合となる。
この写真はあまりにも有名なので目にした方も多いのではないだろうか。