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<い~や、アンミカ>東京ホテイソンはM-1リハで泣いた…「M-1の優勝ジンクスを全部ぶち壊して最下位でした」

posted2021/04/04 11:02

 
<い~や、アンミカ>東京ホテイソンはM-1リハで泣いた…「M-1の優勝ジンクスを全部ぶち壊して最下位でした」<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

東京ホテイソンのたける(左、ツッコミ)とショーゴ(右、ボケ)

text by

中村計

中村計Kei Nakamura

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photograph by

Shigeki Yamamoto

「あれは漫才じゃない」――2020年のM-1王者が生まれると、漫才をめぐるかつてないほどの論争が巻き起こった。なぜあれほどの賛否を呼んだのか? 出場した漫才師たちのインタビューから、その答えに迫っていく。
 26歳ショーゴ、25歳たける、今大会最年少だった東京ホテイソン。謎解きのネタ、「い~や、アンミカ」という独特なツッコミで強烈な印象を残したが結果は最下位。「リハで泣いた」という2人、初M-1の敗因とは?(全3回の1回目/#2#3へ)

――ショーゴさんは、決勝進出が決まった直後から、ずっと不安が頭を占めていたというような話をされていました。

ショーゴ コロナの影響でライブが少なかったので、ネタを飛ばしちゃうんじゃないかとか、いろいろな恐怖があった。ただ、当日になったら、あとはもうやるだけなので「よっしゃ、やったるで」という感じでした。スタジオまでも緊張もほぼなく行けましたね。

「リハーサルでちょっと泣きました」

――あのきらびやかなスタジオに足を踏み入れたときの感想はいかがでしたか。

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たける 最初はスタンバイルームに通されるんです。そこで本番通り、笑神籤(えみくじ)を引くんですけど、3番目に僕らの名前が呼ばれて。そこから、長い廊下を通って、初めてスタジオに行くんです。それで、そのまま初のせり上がり。感極まりましたね。

――リハーサルなのに?

たける ああ、これがM-1なんだ、って。

ショーゴ 僕もちょっと泣きました。あの時の感動は忘れられない。せり上がりの床が光るんですよ。炎みたいな感じで、燃えているんです。

「楽屋1番乗りしたコンビが優勝するらしい」

――液晶画面のようになっていて、そこに炎が映っているわけですね。

ショーゴ 上からも撮るんで、そうなっているんでしょうね。僕らの視界に映っている風景を説明すると、まずは床がブワ~ンと光って、次にブーンって目の前の「M」のマークの扉が開く。そこでも「小学生のとき、テレビで観てたあれだ」って、また感動して。

――みなさん、階段の降り方とか、登場するときの練習をしてくると聞きますが、お2人もされたのですか。

たける しました、しました。経験者の方に出囃子の「ヒズガンガンガンガン(Yes, We can can can……)」ってところで1歩目を踏み出せば、マイクまでの距離がちょうど合うよと聞いていまして。

【次ページ】 「楽屋1番乗りしたコンビが優勝するらしい」

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