©Takuya Sugiyama

　バルサは1月24日に、新会長を決める投票を行なう。これは、シャビの今後をも左右する。当選した暁には、彼にチームを託すつもりでいる候補が複数いるからだ。

　シャビ自身バルサを率いる夢をかねてより公言しているうえ、2020年7月に延長したアルサッドとの契約には「バルサの監督に就任する際は解約」という条項を付けているので、呼ばれたら戻ってくる可能性は非常に高い。

「クーマンをないがしろにしちゃいけない」

　ただ、横紙破りや礼を失することはしないと断言する。

「はっきりさせておくけど、僕の方から（バルサ監督に）立候補することはない。それに、現監督クーマンをないがしろにしちゃいけない。彼はバルサのクラブ史に名を残す偉大なOBでもある」

　ともあれ、シャビ帰還の道筋は整いつつある。

　バルサにとって一番良い形は「クーマン体制で成功を収めた後」だろうが、果たして、どうなることやら。