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ディファ有明が来年閉鎖。聖地消滅で各団体の行方は?~立地、価格、収容人数のバランスも秀逸だった~ 

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布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

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photograph bySusumu Nagao

posted2017/02/14 09:00

ディファ有明が来年閉鎖。聖地消滅で各団体の行方は?~立地、価格、収容人数のバランスも秀逸だった~<Number Web> photograph by Susumu Nagao

事務所と道場を構えていたプロレスリング・ノアも都内へ移転するなど、余波は多方面に。

 数年前から「なくなる」という噂を耳にしていたが、ついにそれが現実のものとなった。“格闘技の聖地”ディファ有明が18年の歴史に幕を下ろす。

 建物の老朽化が進んでいるため、2018年6月末に閉鎖され、解体されることが発表されたのだ。この会場で今年10回も定期戦を開催するパンクラスの坂本靖統括本部長は名残惜しそうに“箱”としての長所を語る。「使用料を集客人数で割ったら、後楽園ホールや新宿FACEに比べて段違いに安い会場でした」

 他の会場は昼と夜の部に分けて貸し出すパターンが多いが、ディファ有明は1日貸し。そこで昼間に出場選手から参加費をとれるアマチュア大会を行い、夕方からプロ大会という二毛作を試みる団体も少なくなかった。別館に大きな控室があることも選手には好評だった。アップをしたり、休憩をとるスペースの確保に手間取ることがなかったからだ。

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