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侍ジャパンの4番に定着。筒香嘉智の抱く理想像。~殻を破った“つなぎの4番”~
text by
石田雄太Yuta Ishida
photograph byNaoya Sanuki
posted2015/12/07 06:00
代表の野手では2番目の若さだが、全8試合に中軸として出場。打率.385と貫禄を見せた。
目の前で初回、3番の山田哲人がホームランを打った。それでも4番の筒香嘉智は丁寧にボールを見極めて、きっちりフォアボールを選ぶ。
11月21日、プレミア12の3位決定戦。
中村剛也に代わって準々決勝から4番に座った筒香は、続く第2打席でもホームランを放った山田の後で、外のボールに逆らわず、しかし力強いスイングでレフト前ヒットを打った。
「打ちに行ったら、そこまで甘いコースじゃなかったので、とっさに切り替えたという感じでした。ああいう場面で(左方向へ打つバッティングが)出せるというのは、技術もちょっとずつ、ついてきているのかなと思います」