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一見、懐かない野良猫だけど……。
大迫勇也の言葉は短くも心を掴む。
text by
了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph byGetty Images
posted2018/06/28 11:40
現地で記者会見に臨む大迫。鹿島時代は超のつく感覚派で、言葉にするのが苦手だったが、そうした部分でも大きく成長している。
大会前の単独インタビューでは……。
大会直前、雑誌『Number』掲載原稿のため、単独インタビューを行なった時のこと。解任されたハリルホジッチ前監督については話したくない、西野新監督とはまだ会っていないので方針も何もわからない、自身が選出される可能性も100%ではないかも、というタイミングだった。
「難しいよね、このタイミング。話せることないもん」
と言いつつ、撮影を含めてトータル90分近く時間を割いて色々と話をしてくれた。結局、内容的に多くをオフレコにせざるを得なかったのだが、それでも話すことの意味合いを考えてくれている、大迫の誠意を感じたものだった。
少々こじつけめくが、ピッチ外の大迫もハンパなく面白い。もう少し長く、W杯の地でそんな大迫を見続けたいものである。