村田諒太の名言

僕はアマチュアボクシングでロンドンオリンピックに出て金メダルを獲得して、プロに転向して世界チャンピオンになることができました。ボクシングが今の自分をつくってくれています。それに対して何か恩返しがしたい。貢献したいと思っています。

アッサン・エンダムとのリベンジマッチに勝利し、WBA世界ミドル級王者となった村田だが、世界にはもっと強いチャンピオンがいる。「海外のどこかで強いチャンピオンと戦うことが一つの目標になっている」と村田は言うが、「その先に、もっと大きな目標がある」と明かす。それは「東京ドームでビッグマッチをやること」。東京ドームでのボクシング興行はマイク・タイソンが敗北を喫した1990年のジェームス・ダグラス戦以来、おこなわれていない。もし村田の試合がおこなわれたら、ボクシング界への恩返しになることは間違いない。

Number944号(2018/01/18)