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その年、最もスポーツファンを興奮させたアスリートに贈る『ナンバーMVP賞』。36回目となる2017年のMVPは、9月9日の日本インカレ100mで9秒98を記録し、ついに“10秒の壁”を突破した、東洋大学の桐生祥秀選手に決定しました。
9秒98という記録は、これまで10秒の壁に挑んで撥ね返されつづけた選手たちの努力が、日本の短距離の実力を「リレーのメダルは当然」というステージまで引き上げた証しでもあります。
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2005年夏に14歳で633号「天才少女伝説」の表紙を飾っていただいて以来、小誌にとって浅田真央さんは、最愛にして特別なアスリートでした。
3回の世界選手権優勝、バンクーバー五輪銀メダルなど輝かしい成績はもちろんですが、不屈の精神でスケートに向き合う姿勢は、観るものに新鮮な感動を与えつづけました。これほど世界中から愛された日本の女性アスリートを私は知りません。
その功績を讃え、小誌38年の歴史の中で2004年イチロー選手以来2人目となるナンバーMVP特別賞を贈呈いたします。
スポーツ・グラフィック・ナンバー
編集長 松井一晃
※なお、桐生祥秀選手のナンバーMVPインタビュー「自分の100パーセントは、まだわかりません」と、浅田真央選手の特別インタビュー「今までのわたし、これからのわたし」が、12月20日発売のナンバー942号「VOICE of 2017-18」に掲載されています。
コラムで振り返る2017年の桐生祥秀と浅田真央
Number MVP賞 歴代受賞者
- 第1回 (1982年) 広岡達朗
- 第2回 (1983年) 青木功
- 第3回 (1984年) 山下泰裕
- 第4回 (1985年) 吉田義男
- 第5回 (1986年) 清原和博
- 第6回 (1987年) 岡本綾子
- 第7回 (1988年) 千代の富士貢
- 第8回 (1989年) ラグビー日本代表
- 第9回 (1990年) 野茂英雄
- 第10回 (1991年) 中嶋悟
- 第11回 (1992年) 亀山努
- 第12回 (1993年) 三浦知良
- 第13回 (1994年) 長嶋茂雄
- 第14回 (1995年) イチロー
- 第15回 (1996年) 伊達公子
- 第16回 (1997年) 中田英寿
- 第17回 (1998年) 清水宏保
- 第18回 (1999年) 松坂大輔
- 第19回 (2000年) 高橋尚子
- 第20回 (2001年) イチロー
- 第21回 (2002年) 稲本潤一
- 第22回 (2003年) 松井秀喜
- 第23回 (2004年) 北島康介
- (特別賞) イチロー
- 第24回 (2005年) 武豊
- 第25回 (2006年) 王貞治監督と
WBC日本代表 - 第26回 (2007年) 中村俊輔