賞金50万円&JAL国際航空券&タグ・ホイヤー腕時計
2011年7月17日、ドイツで行なわれた女子ワールドカップで初優勝を果たしたなでしこジャパン。その決して諦めない全力プレーで成し遂げた、日本スポーツ史に残る快挙は、多くの日本人の胸を打ちました。そして、黄金の紙吹雪舞う歓喜の輪の中心にいたのが、澤穂希選手でした。
キャプテンとしてチームをまとめただけでなく、決勝のアメリカ戦で決めたまさに値千金の同点弾をはじめゴールを量産。得点王と大会MVPに輝いた見事な活躍は、記憶に新しいところです。
この特筆すべき偉業に敬意を表し、第30回ナンバーMVP賞を贈呈することといたしました。
賞の贈呈はINAC神戸の練習場で行なわれ、澤選手は次のように喜びを語ってくれました。
「女子サッカーを18年間やってきて、ようやくいい結果が出ました。でもこうした賞をいただけるのも、高倉麻子さんや半田悦子さんたち先輩方が敷いたレールがあったからだと思います。2011年は他にもたくさん賞をいただきました。うちに棚を作って、トロフィーを飾ろうと思っているんです。このトロフィーもそこに並べますね」
2012年はロンドン五輪に挑む、澤選手となでしこジャパン。今後のさらなる活躍を心から祈っています。
スポーツ・グラフィック・ナンバー
編集長 鳥山靖
Number初の「なでしこ」特集号
コラムで振り返る「なでしこジャパン」
Number MVP賞 歴代受賞者
- 第1回 (1982年) 広岡達朗
- 第2回 (1983年) 青木功
- 第3回 (1984年) 山下泰裕
- 第4回 (1985年) 吉田義男
- 第5回 (1986年) 清原和博
- 第6回 (1987年) 岡本綾子
- 第7回 (1988年) 千代の富士貢
- 第8回 (1989年) ラグビー日本代表
- 第9回 (1990年) 野茂英雄
- 第10回 (1991年) 中嶋悟
- 第11回 (1992年) 亀山努
- 第12回 (1993年) 三浦知良
- 第13回 (1994年) 長嶋茂雄
- 第14回 (1995年) イチロー
- 第15回 (1996年) 伊達公子
- 第16回 (1997年) 中田英寿
- 第17回 (1998年) 清水宏保
- 第18回 (1999年) 松坂大輔
- 第19回 (2000年) 高橋尚子
- 第20回 (2001年) イチロー
- 第21回 (2002年) 稲本潤一
- 第22回 (2003年) 松井秀喜
- 第23回 (2004年) 北島康介
(特別賞) イチロー - 第24回 (2005年) 武豊
- 第25回 (2006年) 王貞治監督と
WBC日本代表 - 第26回 (2007年) 中村俊輔
- 第27回 (2008年) 上野由岐子
- 第28回 (2009年) 原辰徳
- 第29回 (2010年) 本田圭佑