第31回 Number MVP賞 内村航平

内村航平

賞金50万円&JAL国際航空券&タグ・ホイヤー腕時計

1年間で最もスポーツファンを興奮させ、楽しませてくれたアスリートに贈るナンバーMVP賞。第31回目を迎えた2012年は、ロンドンオリンピック体操男子個人総合で金メダルに輝いた内村航平選手に決定いたしました。

団体予選では得意の鉄棒で思いもよらぬ落下。つづく団体決勝でも最終種目のあん馬でバランスを崩し、銀メダル。絶対王者の空中感覚にも狂いが生じているようでした。

しかし、それからわずか2日後の個人総合決勝。内村選手は甦りました。決して逃げることなく「魔物」と向き合い、最後は打ち倒してみせた彼の「総合力」は、本年のMVPに相応しいものでした。

「この賞をいただけたことを光栄に思います。僕でいいのかという気持ちが半分、すごく嬉しい気持ちが半分です(笑)。リオ五輪に向けて挑戦を続けていきます」(内村選手)

ナンバーMVP賞を贈呈した日は、内村選手が結婚を発表された日でもありました。実に柔らかな笑顔でした。

スポーツ・グラフィック・ナンバー
編集長 松井一晃

ロンドン五輪永久保存版

ロンドン五輪永久保存版表紙

Hero's Moment LONDON 2012

  • 内村航平 「王者の果てしなき挑戦」
  • 伊調馨 「異次元のレスリングで4年後を目指します」
  • 佐々木則夫 「逆算のマネジメント」
  • 宮間あや&澤穂希 「引き継がれたキャプテンマーク」
  • 吉田麻也&U-23日本代表 「誇り高き“守備者”たちの物語」
  • 竹下佳江 「ホント、私、よく頑張ったと思います」
  • 福原愛/石川佳純/寺川綾/藤原新

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コラムで振り返る「内村航平」

Number MVP賞 歴代受賞者
  • 第1回 (1982年) 広岡達朗
  • 第2回 (1983年) 青木功
  • 第3回 (1984年) 山下泰裕
  • 第4回 (1985年) 吉田義男
  • 第5回 (1986年) 清原和博
  • 第6回 (1987年) 岡本綾子
  • 第7回 (1988年) 千代の富士貢
  • 第8回 (1989年) ラグビー日本代表
  • 第9回 (1990年) 野茂英雄
  • 第10回 (1991年) 中嶋悟
  • 第11回 (1992年) 亀山努
  • 第12回 (1993年) 三浦知良
  • 第13回 (1994年) 長嶋茂雄
  • 第14回 (1995年) イチロー
  • 第15回 (1996年) 伊達公子
  • 第16回 (1997年) 中田英寿
  • 第17回 (1998年) 清水宏保
  • 第18回 (1999年) 松坂大輔
  • 第19回 (2000年) 高橋尚子
  • 第20回 (2001年) イチロー
  • 第21回 (2002年) 稲本潤一
  • 第22回 (2003年) 松井秀喜
  • 第23回 (2004年) 北島康介
    (特別賞) イチロー
  • 第24回 (2005年) 武豊
  • 第25回 (2006年) 王貞治監督と
    WBC日本代表
  • 第26回 (2007年) 中村俊輔
  • 第27回 (2008年) 上野由岐子
  • 第28回 (2009年) 原辰徳
  • 第29回 (2010年) 本田圭佑
  • 第30回 (2011年) 澤穂希

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