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島袋洋奨の3年目は窮地か、転機か。
甲子園で輝いたスライダーを再び。 

text by

田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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photograph byNIKKAN SPORTS

posted2017/02/26 07:00

島袋洋奨の3年目は窮地か、転機か。甲子園で輝いたスライダーを再び。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

島袋が一軍で残した成績は、ルーキーイヤーで登板した2試合のみ。今季こそ甲子園優勝投手としての矜持を見せられるだろうか。

「甲子園で優勝したからこそ今の僕がある」

「時々言われるんです。甲子園で優勝しなかった方がよかったんじゃないかと。それが今の僕を苦しめていると心配してくれる気持ちはわかります。だけど、僕はそんなこと考えたこともない。甲子園で優勝したからこそ今の僕があるし、僕の人生があると思っていますから」

 邪魔なプライドなどではない。その誇りが必ず自分の味方になると信じている。

「どんな時でも好きな野球で活躍したいという気持ちは変わらなかった。これからも同じです。それを無くしたら終わりですから」

 プロ3年目、島袋は確かな答えを出せるだろうか。

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