女三代フルマラソンに挑むBACK NUMBER
79歳、55歳、27歳マラソン挑戦記。
靴、服、タイツを買うのに4時間!?
text by
中島彩Aya Nakajima
photograph byAya Nakajima
posted2014/09/18 10:30
買い物したミズノの前で3人でポーズ。まさかこの服を選ぶのにあんなに時間がかかるだなんて……。
タイツの感想は「お腹の肉がすっきりする」。
続いては、ランニングタイツを選ぶことに。
膝を守るためにも、筋肉増強のためにも、ランナーにとっては馴染み深いですよね。ただ、ランニング初心者の祖母にとって、タイツは鬼門でした。今までゆるゆるのジャージをはいて歩いていた祖母は「それ必要なの~キツそう」という反応。
そんな祖母の姿を見て、母が「ランニングタイツ」の良さを延々と力説!
「下半身が安定して走りやすい」
「はいて走ると筋肉痛が楽である」
「はくのが大変だけど慣れてくる」
とアドバイザーさんが口を挟む間もなく、全部語ってしまいました。
なんとか試着は納得してくれましたが、この試着がまた一苦労。確かに、ランニングタイツははき慣れていないとかなり大変。そして、10分かけてやっとはけた感想は「お腹の肉がすっきりするわ~」。矯正下着では、ないんだけどね(笑)。
苦労の甲斐あって、初心者用のサポートの強いタイツを選択して、これで足のサポートは完璧です!
ウェアは3世代お揃いで目立とう。
最後はウェアです。せっかくだから3人お揃いにしようと私が提案して、好きなピンクにしようと思っていたのですが、祖母、母が「彩ちゃんに似合うウェアは、私たちには着れないわぁ。歳もあるし」と言われ、若者カラー(なんじゃそら)のピンクはNGに。
さらに黄色もNGとなり、これまた時間をかけて相談。「最初は『何でもいいよ~』って言ってたやん……」と、険悪ムードに。
30分後にようやく2人が納得してくれたのが、ちょっと落ち着いた赤色のTシャツ。さらに水色のキャップもお揃いにして、トータルコーデでキメることに。3人で着がえていざ試着室を出ると、アドバイザーさんも「いいですね!」と太鼓判。街行く人にも、目にとめてもらえること間違いなしです。