伝説の“白スニ”が復活!? 「NB」のコートスタイルでスポーツカジュアルをキメる！

奥山  いやぁ、季節はすっかり秋ですね。

高  そうだね。朝夕は随分と涼しくなってるもんな。早朝の自転車通勤では、半袖＆短パンだと肌寒く感じるときがあるよ。ま、おかげで積極的にスポーツしたくなっちゃうね。この連載企画のためにも、俺たちもどんどんスポーツしなきゃ！

奥山  そうそう“連載企画のため”に、テニスシューズを買っちゃいました。それも僕の好きなニューバランスのテニスシューズを！（※会話では「テニスシューズ」と言っているが、CRT300は正しくは「コートスタイル・シューズ」になる）

高  おっ、やるねえ。すると、2014年7月8日現在/世界ランキング・シングル6位、2011年度はATPワールドツアー最優秀新人賞を受賞したカナダのミロシュ・ラオニッチ選手が履いている「MC996」だね。

奥山  いや、そうじゃなくて……。

高  うん、MC996はこの夏発売されたばっかりだし、旬なネタをちゃんとおさえているじゃん、さすが奥山。

奥山  いや、だから……。

高  MC996はなんたって軽いのがいいよね。サポート性に優れているから激しいフットワークに対応するし、耐久性、通気性もいいから長時間のプレーもへっちゃらサ。

驚異的な軽さと卓越したクッション性を両立した「REV LITE」と、前足部の横ブレを抑制する「PROBANK」を搭載したMC996。オールコートでの激しいプレーを可能にしたテニスシューズだ。9800円（税抜）。

奥山  スト～ップ！　何をそんなに先走っているんですか!?　僕が買ったのも新発売ですが、最新アスリートモデルではなく、ニューバランス黎明期の傑作品の復刻版を買ったんですよ。

高  あら、そうなの!?

カジュアルファッションに欠かせないニューバランス。

奥山  っていうか、ここ最近、白いスニーカー、略して白スニがブームなんですよ。なんてったって、カジュアルファッションの足元を品良く引き締めることができますからね。

高  白スニね。なんか、懐かしい思い出が蘇っちゃったぜ。ほら、20年くらい前にサ、クルマ業界の重鎮の結婚披露宴に招待されちゃってさ、奥山が俺のスタイリングをしてくれたよね。

奥山  おおっ、懐かしいですね。既存の白いコッパンとアンコンジャケットを生かし、シャツと蝶タイとチーフと白いテニスシューズでウッディ・アレン風コーディネートを演出したんでしたっけ。

高  そうそう、その時新調させられたヒルディッチ＆キーのドレスシャツの値段に、目ん玉が飛び出たけどね。それに白いスタンスミスも買わされたけど、今でも履いているよ。ジーンズやチノパンに合わせたりして……。

奥山  う～む、30年前のアイビー＆プレッピーを未だに引きずっている高さんのコーディネートとは、ちょっと違うんですよね。ネイビージャケットにフランネルのパンツを合わせた“お洒落フレンチカジュアル”に、外し技としてレトロな白スニを履くのがイマドキなんですよ。

高  むむっ、言い方にちょびっと刺が感じられるけど、まぁ、概ね事実だから反論はしないでおこう。

CRT300の〈スエード×メッシュ〉タイプ。白の他、写真の赤と黄色や、青、グレーもある。1979年の雰囲気はそのままに、超軽量レブライトソール採用で快適な履き心地を実現している。9300円（税抜）。

奥山  で、僕が買ったのが、1979年のニューバランス“伝説の白テニス”CT300のアッパーに超軽量のミッドソールREV LITEを組み合わせたモデル「CRT300」です。僕はニューバランスのスニーカーって、バキバキのアスリートモデルをスポーツシーンで履くのはもちろんですが、これみたいにシンプルなモデルをカジュアルファッションのアイテムとして履くのが魅力だと思うんです。特にこのCRT300は、シルエットが細くて低いでしょ!?　だからコーディネート全体がスマートに見えるんですよ。

高  ほほう。あれ？　CRT300ってスエードとメッシュのコンビじゃなかったっけ!?　奥山のはレザーだよ。

奥山  おっ、さすが高さん、見るべきトコロは外しませんね。スエード×メッシュのタイプに、レザーアッパータイプ（2014年10月発売）が追加されたんですよ。

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